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2019年8月

【人事労務担当者向け】無期転換ルール 導入のポイント

早期の対応が必要です

平成25年4月1日より改正労働契約法が施行され、多くの企業で平成30年4月から本格的に有期社員に無期転換への申込権が発生しています。
無期転換ルールへの対応にあたっては、中長期的な人事労務管理の観点から、

①円滑な導入のために、どのようにして労使双方にとって納得性の高い制度を構築するか

②無期転換後の労働者の役割や責任の範囲について、従来の「正社員」や「有期契約労働者」と比べ、どう設定するか

③就業規則といった既存の規定書類の整備など、様々な検討、対応が必要

これらの準備には一定の時間を要するため、準備と対応は早期に行いましょう。
 

無期転換ルールを導入するには?

無期転換制度の導入にあたっては、以下のステップを参考に進めていきましょう。

STEP1 有期社員の就労実態を調べる。

STEP2 社内の仕事を整理し、社員区分ごとの任せる仕事を考える。

STEP3 適用する労働条件を検討し、就業規則を作成する。

STEP4 運用と改善を行う。
 

無期転換ルールの特例

「専門的知識等を有する有期雇用労働者等に関する特別措置法(有期雇用特別措置法)」によって、定年後引き続き雇用される有期雇用労働者等については、都道府県労働局長の認定を受けることで、無期転換申込権が発生しないとする特例が設けられています。

 

「有期契約労働者の無期転換ポータルサイト(厚生労働省)」より引用
https://muki.mhlw.go.jp/business/point/

 

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【人事労務担当者向け】無期転換ルールの概要

無期転換ルールの概要

有期労働契約で働く方は全国で約1,560 万人いるとされており(総務省「平成29年労働力調査」)、また、別の調査では、有期労働契約で働く方の約3割が通算5年を超えて有期労働契約を更新している実態にあるとされております(厚生労働省「平成23年有期労働契約に関する実態調査報告書」。)
有期労働契約で働く方については、雇止めの不安の解消、処遇の改善が課題となっていることから、有期契約労働者の無期契約化を図り、雇用を安定化させる目的で、平成25年(2013年)4月1日に改正労働契約法が施行されました。

無期転換ルールは、同一の使用者(企業)との間で、有期労働契約が通算5年を超えて更新された場合、有期契約労働者(契約社員、アルバイトなど)からの申込みにより、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換されるルールのことです。
 

契約期間が1年の場合

5回目の更新後の1年間に無期転換の申込権が発生します。

契約期間が1年の場合

契約期間が3年の場合

1回目の更新後の1年間に無期転換の申込権が発生します。

契約期間が3年の場合

 

無期転換ルールの対象企業とは?

無期転換ルールは、企業の規模にかかわらず、全ての企業が対象です。

 

無期転換のメリット

有期社員が無期労働契約に転換することにより、次の2つのメリットが期待されます。

意欲と能力のある労働力を安定的に確保しやすくなる。

企業にとって:企業の実務に精通する無期労働契約の社員を、比較的容易に獲得できる。
有期社員にとって:無期労働契約に転換することで、安定的かつ意欲的に働くことができる。

長期的な人材活用戦略を立てやすくなる。

企業にとって:有期労働契約から無期労働契約に転換することで、長期的な視点に立って社員育成を実施することが可能になる。
有期社員にとって長期的なキャリア形成を図ることができる。

 

有期労働契約者とは?

有期契約労働者とは、1年や6か月単位の有期労働契約を締結、または更新している方であり、一般に「契約社員」、「パートタイマー」、「アルバイト」などと呼ばれる方です。
ただし、これらに限らず、各社が独自に位置づけている雇用形態(たとえば、準社員、パートナー社員、メイト社員など)についても、契約期間に定めのある場合は、その名称にかかわらず、すべて「無期転換ルール」の対象となります。
なお、「派遣社員」の場合は、派遣元の企業に無期転換ルールへの対応が求められます。

 

「有期契約労働者の無期転換ポータルサイト(厚生労働省)」より引用
https://muki.mhlw.go.jp/business/

 

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熱中症対策

熱中症対策

熱中症とは

熱によって起こる様々な身体の不調のことをいいます。気温の高い環境にいることで、体温の調整機能が乱れたり、体内の水分や塩分のバランスが崩れることで起こる、体温の上昇やめまい、頭痛や痙攣、意識障害などの様々な症状をまとめて熱中症といいます。
 

熱中症の症状

汗を大量にかく、全く汗が出ないなど、汗のかき方に異常がある
頭痛、めまい、吐き気、立ちくらみ、手足のしびれ、筋肉のこむら返り、倦怠感 など
 

熱中症を予防するには

・のどの渇きを感じる前に、こまめに水分補給をする
・塩分補給をする
・帽子や日傘などを使い、暑さを避ける
・風通しの良い服装をする
・日陰や涼しい場所でこまめに休む
・身体を冷やす
 

暑さ指数を参考に、熱中症を防ごう

暑さ指数(WBGT)は、熱中症を予防することを目的とした指標です。
単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。

暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとりに着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい
 ①湿度
 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境
 ③気温
の3つを取り入れた指標です。

暑さ指数を参考に、熱中症を防ごう

※(28~31℃)及び(25~28℃)については、それぞれ28℃以上31℃未満、25℃以上28℃未満を示します。
日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」(2013)より

 

株式会社メディエイト 保健師 新井 望