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2019年1月

50歳からの帯状疱疹ワクチン接種の必要性

「帯状疱疹」という疾患を一度は耳にされたことのある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?85 歳の人の約半数が帯状疱疹を経験していると報告されており、80 歳までに3 人に1人が帯状疱疹を経験すると推定されています。

帯状疱疹は水痘帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus)によって引き起こされ、主に前胸部や顔面、四肢などに小水疱を伴う皮疹が出来ます。
発疹が出る前に、皮膚が敏感になってピリピリとしたり、全身の疲労感を強く感じたり、食欲がなくなったり、頭痛や頸部痛がしたり、発疹の出る部分に痛みが出たりします。
その後水疱を伴った皮疹が出現し、発熱を伴ったり、頭痛や食欲不振から極度の脱水症状を起こしてしまう場合もあります。

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水痘帯状疱疹ウイルスはおもに小児期に多い初回の感染後に、脊髄の知覚神経や脳神経にウイルスが潜伏します。
その後、数年~数十年後に、疲労やストレスなどで免疫力が低下したり、抗がん剤や免疫抑制剤などを使用した治療を受けている際などに、再度、神経根に潜んでいたウイルスが再び活動を再開し、身体のいろいろな場所に水疱を伴った発疹として出現します。

帯状疱疹は特に高齢者では治療の開始が遅れてしまうと、帯状疱疹後神経痛が残りやすく、発疹が治癒後にも長期にわたって強い神経痛が残ってしまったり、
発疹の出現に伴い高熱が出る事によって起こる全身状態の悪化や、脱水症による腎不全、脳炎、髄膜炎、血管炎、脳梗塞、横断性脊髄炎、運動神経炎、内臓播種性VZV 感染症、
角膜炎による失明など、様々な重篤な状態に移行してしまう場合もあります。

米国・カナダ・オーストラリアでは全国民に対し帯状疱疹ワクチンが推奨され、公的な費用補助も実施されていますが、近年、日本でも帯状疱疹の発症率を低減させ、重症化を予防する目的で、国立感染研究所でも50歳以上の方に対して帯状疱疹ワクチン接種を推奨するようになってきています。
(国立感染研究所帯状疱疹ワクチン ファクトシート参照:
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000185900.pdf#search=%27%E5%B8%AF%E7%8A%B6%E7%96%B1%E7%96%
B9%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3+%E6%8E%A8%E5%A5%A8%27
)

帯状疱疹は、重症化や後遺症を避けるためには出来るだけ早急に治療を開始することが重要です。発疹や極度の疲労感、皮膚の感覚異常などの症状があらわれた場合には自己判断をせず早めに医療機関を受診し、内服薬や外用薬など、症状の程度に合わせた治療を受ける事が必要ですが、こういった状態にならないよう予防する目的で、当クリニックでも50歳以上の方に「帯状疱疹ワクチン」の接種を行っています。

しかし、喘息の既往がある方や薬剤・食物アレルギーのある方、免疫抑制剤や抗がん剤、ステロイド剤の治療を受けていらっしゃる方など、特定の疾患をお持ちの方はこのワクチンを接種する事が出来ない場合もありますので、ぜひ一度クリニックまでご相談下さい。

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産業医紹介ナビが提携している、もちづき内科クリニックでは帯状疱疹ワクチン接種が可能です。
ご希望される方は、クリニックまでお問い合わせください。
「帯状疱疹ワクチン」 価格:8,640円(税込み)

もちづき内科クリニック
https://www.mochizuki-medical.com

東京都品川区戸越4-9-12 東急大井町線 戸越公園 徒歩3分

電話:03-6426-2711

インフルエンザを予防しよう

インフルエンザの流行開始

厚生労働省は、12/14、2018年第49週(12/3-12/9)のインフルエンザ発生状況を公表し、定点当たりの報告数が1.7となり流行開始の目安である1.0を上回った事から流行シーズンに入ったと発表しました。流行シーズンの開始は例年並みとなっています。

インフルエンザは、例年12月から3月にかけて流行していますので、約3カ月間は、十分注意し対策をしっかり行いましょう。

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毎日行う!!インフルエンザ予防の基本

手洗い(外出後、食事前等こまめな手洗い。ハンドソープ、流水で15秒以上洗いましょう)

うがい(まずは口をゆすいでから。10秒程度ガラガラうがいをしましょう)

歯磨き(歯磨きはインフルエンザ予防に有効です。口腔内は清潔にしましょう)

マスク(使い捨ての不織布マスクを、隙間ができないように着けましょう)

睡眠(十分な睡眠は抵抗力を高めます。ゆっくり休む習慣をつけましょう)

食事(1日3食バランス良く。体を温める温かい食事やビタミンを多く含むものを摂りましょう)
 

インフルエンザにかかってしまったら(新しい治療薬)

2018年3月に「ゾフルーザ」というインフルエンザウイルスの新薬が発売されました。
ゾフルーザは、内服薬で1回飲むだけで治療が終了します。これまでの薬は、1日2回×5日間の内服(タミフル)や吸入(リレンザ)、1回のみの吸入薬(イナビル)でした。
症状が改善するまでの時間としては今までの薬と大差はないようですが、「ゾフルーザ」はウイルスの増殖を防ぐ薬で、今までの薬より感染ウイルス量の減少速度が速いことから、周囲への感染抑止効果も期待されています。

ゾフルーザは半年以上前に発売されていますが、3月と昨シーズンの終わり頃の発売であった為、本格的に使用されるのは今シーズンからとなります。
お薬の決定、使用に関しては、主治医としっかり相談し選択するようにしてください。

                              株式会社メディエイト 保健師 新井 望