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食中毒に気をつけましょう

夏本番を迎え、しばらくは厳しい暑さが続きますね。
気温や湿度が高いこの時期に気を付けたいのが「食中毒」です。今回は食中毒についてお伝えします。
 

食中毒とは

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食中毒は飲食物に含まれる物質(細菌やウイルス、寄生虫、自然毒、化学物質など)の摂取によって、嘔吐や下痢、腹痛、発熱などの症状を引き起こす病気です。

食中毒は1年を通じて発生していますが、6月の梅雨~9月の夏の終わり頃の時期は、主に細菌が原因の食中毒が増加する時期です。冬に多くなるのが、ノロウイルスなどのウイルス性食中毒です。
 

夏場に多い細菌性食中毒

細菌性食中毒の原因となるのは、カンピロバクターやサルモネラ菌、腸炎ビブリオ、ウエルッシュ菌、病原性大腸菌(O157など)、黄色ブドウ球菌など様々な細菌です。菌は10~60度、多くは人間の体温と同じ位の36度前後で最も増殖します。また湿度が高い状態を好むため、梅雨~夏場に細菌による食中毒が増加します。
 

<感染型と毒素型>
細菌性食中毒は、発生の仕方から大きく「感染型」と「毒素型」とに分類されます。

  感染型 

食品内で増殖した食中毒菌を摂取し、腸管内で感染することにより発症します。
カンピロバクターや、腸炎ビブリオ、サルモネラ菌などが感染型に分類されます。

  毒素型

食品内で食中毒菌が増殖する際に「毒素」を作り出し、その毒素を食品と共に摂取
することにより発症します。黄色ブドウ球菌などが毒素型に分類されます。

 

細菌性食中毒の症状

原因菌によって症状は異なりますが、多くが下痢や腹痛、発熱、吐気、嘔吐といった症状です。
腸管出血性大腸菌O157の様に、少数ですが症状が重篤化し死に至るものが存在します。潜伏期間も原因菌によって異なり、原因食品を摂取してから、早いもので数時間、長いもので数日と言われています。
 

食中毒の予防のために

「菌をつけない」「菌を増やさない」「菌を殺す」の3つの原則が重要となります。
 

菌をつけない

新鮮な材料を選び、清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛り付けることが大切です。調理前後の手洗いをしっかり行い、清潔な環境を整えることが大切です。生肉を切ったまな板や包丁から、別の食品への二次汚染を起こすことがありますので注意が必要です。

菌を増やさない

食品中の原因菌を増殖させないように、食品を長く室温で放置しないこと、食品は速やかに調理し、調理後速やかに食べることが大切になります。また食品は購入後、出来るだけ早く低温の状態(冷蔵や冷凍)に保つようにしましょう。

菌を殺す

菌を殺すためには、加熱が効果的です。多くの食中毒菌は熱に弱いため、食品内部までしっかり加熱すると良いでしょう。(75℃以上で1分以上が目安)ただ、毒素系の黄色ブドウ球菌が出す毒素や、ウエルッシュ菌の芽胞など熱に非常に強いものもあり、これらには菌をつけない・増やさない対策が重要です。食品だけでなく、使用する調理器具の殺菌も大切です。調理器具は熱湯消毒や、洗剤を用いてしっかり洗浄するようにしましょう。

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テイクアウトやデリバリー利用時の食中毒予防

新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、テイクアウトやデリバリーの利用が増えています。テイクアウトやデリバリーした料理は、調理後速やかに食べることを前提に作られていますので、長時間放置せずに、速やかに食べるようにしましょう。なるべく調理から2時間以内に食べることが大切です。
状況に応じ、料理を保冷・保温(10℃以下または65度以上)するようにしましょう。
 

職場での食中毒予防

食中毒予防のために、冷蔵庫利用方法のルール作りや、定期的なチェック・清掃を行いましょう。
また給湯室やごみ箱周辺、トイレが衛生的な状態で保たれるようにしましょう。

職場の冷蔵庫に誰のものかわからない古い食品は入っていないでしょうか?
また詰め込み過ぎはありませんか?
給湯室や、ごみ箱の周辺、トイレは衛生的に管理されているでしょうか?

 

株式会社メディエイト 保健師 小河原 明子

 

「新しい生活様式」における熱中症対策

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新型コロナウイルスについての緊急事態宣言も解除され、生活も徐々に元に戻り始めています。

今後の流行再拡大を防ぐために、「身体的距離の確保」、「マスクの着用」、「三蜜(密集・密接・密閉)を避ける」等という「新しい生活様式」の実践が求められ、いつもとは異なった状況での夏を迎えることとなりました。

暑い中でのマスク着用は体に負担がかかりますし、冷房を使用していても換気によって室内温度が高くなりがちです。このため今年の夏は、熱中症には例年以上に注意が必要だと考えられます。
今回は新しい生活様式における熱中症予防についてお伝え致します。
 

熱中症とは

熱中症は、高温環境下で、通常であれば働くはずの体温調整機能(発汗や末梢血管を拡張させて体の熱を逃し体温を下げる機能)がうまく働かなくなり、体温の上昇や、体内の水分・塩分などのバランスが崩れることにより生じます。
初期には、めまいや立ちくらみ、悪心、筋肉がつる、頭痛などの症状が出現し、重症化すると意識障害を起こし最悪の場合死に至ることもあります。
 

暑さに体を慣れさせましょう

毎年気温が上がり始める時期、体が暑さに慣れていない時期に熱中症の増加がみられます。暑い日が続くと次第に体が暑さに慣れて、暑さに強くなっていきます。(暑熱順化)。
暑さに慣れるためには、少し暑い状態での軽運動(ウォーキングなど)が効果的なため、暑くなりはじめの時期から適度な運動を行うと良いそうです。

ただ、今年はコロナウイルス流行に伴い、外出自粛の期間も長く続き、このことが暑さへの順化を遅らせ、熱中症の発生率を増加させる可能性があるとも言われています。
屋外で急に負荷の高い運動を行うのではなく、無理のない負荷の運動を、無理のない範囲で実施すると良いでしょう。まずは室内での活動量を増やすことから始めても良いでしょう。(座っている時間を減らし、室内でラジオ体操やスクワット、足踏みを行うなど)
 

マスク着用上の注意点

外出時のマスク着用は感染を広げないために必要ですが、マスクを着用していない時と比べ、着用している状態では心拍数・呼吸数の上昇や血中二酸化炭素濃度の上昇、体感温度の上昇など、身体に負担がかかります。
このため、高温多湿の環境下では、熱中症のリスクも高まります。以下のことをご注意いただくと良いでしょう。

  • 屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)をとることができる場合は、マスクを外しましょう。
  • マスクを着用しながらの強い負荷の作業や運動は避けましょう。また作業を行う場合でも、適時周囲との距離を十分とった上で、マスクを外し休憩しましょう。
     

エアコンを上手に使いましょう

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一般的な家庭用のエアコンは室内の空気を循環させているだけで、空気の換気を行っていません。
人が集まる環境下では、エアコンを利用しながら、換気も行うようにしましょう。換気を行うと室内の温度が上昇しますので、適度な温度を保つため、エアコンの設定温度を上手に調整いただくと良いでしょう。

また換気の際は、エアコンをつけたままの状態で行って良いそうです。(エアコンをつけたままの方が消費電力も抑えられるため。)

 

日々の健康管理をいつも以上に注意深く行いましょう

毎朝など決まった時間の体温測定や健康チェックを行いましょう。
平熱など普段の体調を把握することは、発熱や体調の変化に早く気付くこともできます。
いつもと体調の違いを感じた場合は、運動など身体に負担のかかる活動は控えたり、無理せず自宅で静養するようにしましょう。
 

その他の注意事項

  1. こまめに水分摂取をしましょう。
  2. 普段の水分摂取は水や麦茶などのノンカフェイン・ノンアルコールの飲み物がおすすめです。
    (カフェイン・アルコールには利尿作用があります。コーヒーや緑茶などにはカフェインが含まれています。)
    屋外での運動時など、多量に汗をかく際、またそれが予想される場合は、塩分などが含まれる経口補水液やスポーツドリンクを摂取しましょう。
  3. 日々の気温や湿度といった天候の変化に注意をしましょう。
    日々の熱中症危険度は「環境省熱中症予防サイト(https://www.wbgt.env.go.jp/)」で確認することができます。
  4. 暑さが厳しい時間帯(正午から午後3時頃)の外出には注意しましょう。
  5. 衣類などを工夫しましょう。(通気性や速乾性に優れた素材の衣類の着用や、帽子や日傘の利用など)
  6. 過労や睡眠不足の状態は、熱中症のリスクを高めます。十分な休息や睡眠をとるようにしましょう。
  7. 食事は3食バランスよく食べ、規則正しい生活を送るようにしましょう。

株式会社メディエイト 保健師 小河原 明子

 

新型コロナウイルスの抗体検査とPCR検査

「抗体検査」と「PCR検査」の違いは?

抗体検査とPCR検査の根本的な違いは、PCR検査は、ウイルスそのものを体液(鼻汁や気管支液、痰など)から検出して、「現在の感染の有無」をチェックすることに対し、抗体検査は、人体にウイルスが侵入してきた際の反応(人体の免疫系が反応し、抗体という物質を産生してウイルスを排泄・退治しようとする反応)を見て、「現在そのウイルスに感染しているか、もしくは以前に罹患したことがあるかどうか」を確認する検査です。

抗体検査は、採血による血液中の抗体値を調べることで、PCR検査よりも技術的には確実に「ウイルスに感染しているか?」ということを確認することができます。
 

免疫反応について

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                   (SRL総合検査案内より抜粋)
 

免疫反応には大きく分けて「一次応答」と「二次応答」の二段階があります。

ウイルスが侵入すると、最初にIgMという種類の抗体が産生され、そして時期からやや遅れてIgGという種類の抗体が産生されます。ウイルス感染が現時点のものなのか既感染なのかは、このIgG、IgM抗体検出し、チェックすることになります。

IgMが出現している場合にはウイルスに感染して間もないことを示し、IgGが出現している場合には既感染を示します。これにより、ウイルスに抵抗する抗体をすでに獲得している(早期に消失してしまうこともあります)事を確認することができます。
 

一度かかれば二度とかからない?

誤解しやすいところは、「例え抗体があったとしても、『完治』や『二度と感染することはない』という事はまだ証明されていない」という点です。

その理由は、たとえ抗体ができたとしても、その質(中和能)や量(抗体価)によっては、麻疹や水痘などの抗体と異なり、完全にウイルスを撃退するに至らない場合もあるからです。

将来的に研究が進んだ場合には、麻疹や水痘・風疹・おたふくかぜと同様に、「これくらいの値の抗体価があれば感染防止できる」という値が判明してくる可能性があります。
しかし、COVID-19は新しいウイルスであるため、今はまだどの程度の抗体量があれば感染しないのかを確定することができていません。

もちづき内科クリニック 院長 望月 香織

 

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外出自粛生活を乗り越えるために(からだの健康編)

前回のウエルネスレポートでは外出自粛生活における「メンタルヘルス(こころの健康)」についてお伝えしましたが、今回は「からだの健康」についてお伝えしたいと思います。
 

外出自粛生活に伴う、身体活動量低下の影響

外出の自粛が行われる以前は、通勤やオフィス内での移動、食事のための外出など、「歩く」機会がそれなりにあったと思います。しかし外出自粛生活では、「原則家で過ごすこと」が求められますので、外出の機会が大きく減り、身体活動量も低下している方が多いのではないでしょうか。

身体活動量の低下は、筋力低下・体重増加をもたらし、糖尿病や高血圧などの生活習慣病のリスクを高める可能性があります。外出の制限が長く続けば続くほど体力も低下する可能性があり、外出自粛が解かれた際に「通勤するだけでも疲れる」という状態にもなりかねません。このため活動量を少しでもUPしていくことが大切です。
 

身体活動量を高める生活のポイント

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身体活動量は、少し意識するだけでもUPすることができます。活動量をUPする方法をいくつかご紹介しますので、出来そうなことから始めてみてください。
 

通勤をしていた時間帯にウォーキングに出かけましょう

朝と夕、いつもなら通勤のため歩いている方が多いと思います。10~30分程度で良いので、その時間帯にウォーキングに出かけるのはいかがでしょうか?人通りが少ない場所(他の人との距離が2m以上確保できる場所)を選び歩くことは、外出自粛の中でも問題はないと思われます。

なお、生活習慣病予防のためには、ゆっくり歩行よりも、できれば早歩きがおすすめです。(少し息が弾むくらいのペース)朝のウォーキングでは朝の光を浴びることができ、体内時計のリズム合わせにも効果的です。夕方のウォーキングは、夜の睡眠の質を高める効果も期待できます。
 

「座りっぱなし」にならないよう、こまめに動くようにしましょう

今、「座りっぱなし」の健康への悪影響が分かってきています。在宅勤務中でも30分に一度位を目安に、「座位の中断」を意識いただくと良いでしょう。立ち上がって軽くストレッチ・筋トレをしてみたり、お茶を飲む際は別室に行く、その場で足踏みするなど、椅子から立ち上がる時間を作ると良いでしょう。

またラジオ体操もお勧めです。ラジオ体操は早歩きと同じくらいの運動強度がある有酸素運動です。ストレッチの要素も含まれる運動ですので、デスクワークによるからだの凝りの緩和が期待できます。所要時間はラジオ体操第一・第二共に所要時間は3分程度ですので、短時間で実施可能です。
 

週に2回以上の筋肉トレーニングも取り入れましょう

活動量が減ることで、気が付かないうちに筋肉量も減ってしまいます。筋力低下は基礎代謝の低下にもつながります。このため筋肉トレーニングも生活に取り入れて頂くことがお勧めです。

筋肉量は週2回以上の実施で増加し、実施量・頻度が増すごとにその運動効果も高まるそうです。ただ筋トレは継続が難しいので、実施する曜日やタイミング(入浴の前に実施するなど)を決めて習慣的に実施いただくと良いでしょう。

体の中でも特に大きな筋肉のある「太もも周辺」を鍛える「スクワット」がお勧めです。「10回を1セットで3セット」位から始め、少しずつセット数や筋トレの種類を増やしながら行うと無理なく続けることができると思います。

なお、効果的に筋力UPを目指す場合、夜の時間帯に実施いただくとよいと言われています。
 

空き時間には家事を積極的に行いましょう

いつもは忙しく手を付けられなかった部分の掃除など、在宅時間の長い今の時期に行ってみてはいかがでしょうか?

風呂掃除や掃除機かけ、床や窓の拭き掃除、庭やベランダの掃除など、座ったり寝転んでテレビを見ているときと比べ2倍以上の運動強度があり、立派な身体活動になりますのでお勧めです。
 

食生活にもご注意を

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在宅中心の生活では、生活のリズムが変わり、食事のリズムも普段と変わっているかもしれません。普段と生活時間帯は変わっているかもしれませんが、極力3食規則正しく食事をとるようにしていただくことが大切です。

特に朝食抜きは、肥満や生活習慣病のリスクを上昇させますので、軽くても良いのでとるようにしましょう。遅い夕食もやはり肥満・生活習慣病のリスクを高めますので、可能であれば夜8時前くらいには済ませるようにすると良いでしょう。

また、間食が増えてはいないでしょうか?間食は日中の時間帯、息抜きのため、決めた量を少量摂るのであればよいと思いますが、一日中家で過ごしていると、ついダラダラと食べ続けてしまったりすることもあるかもしれません。このような間食の取り方は、エネルギー摂取量が増え体重増加につながりますのでご注意いただくと良いでしょう。

株式会社メディエイト 保健師 小河原 明子
 

外出自粛生活を乗り越えるために(メンタルヘルス編)

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、全国を対象に緊急事態宣言が出され、外出を自粛し「人との接触を8割、最低でも7割減らすこと」が強く求められています。

このような状況の中で、お仕事でも在宅勤務・自宅待機となられている方も多くいらっしゃると思います。またレジャーやショッピングなどの気晴らしの外出も難しく、感染症が流行する前とは、生活のスタイルが大きく異なる毎日が続いています。

感染症終息の見通しがつかない中、長期化する可能性があるこの自粛生活は、「コロナうつ」などという言葉が聞かれるように、メンタルへルスへの影響が懸念されていますし、外出の自粛による身体活動量の低下など、私たちの身体の状態にも影響を及ぼすと考えられます。

今回のウエルネスレポートでは、外出自粛生活における「こころの健康(メンタルヘルス)」についてお伝えします。(次号で「からだの健康」についてお伝えする予定です)
 

外出自粛のメンタルヘルスへの影響とは?

仕事環境や生活スタイルの変化は、ホルモン分泌や睡眠リズムなど、私たちの生体リズムをつかさどる「体内時計」のリズムの変調を引き起こす可能性があります。

また、人と会話や会食、趣味の外出といった「ストレスの解消」も難しい状況になっています。先行きが見通せない状況下で、ウイルス感染に対する不安や、思うように仕事ができないことへの不安感などを抱えている方も多くいらっしゃることと思いますが、不安感が強い中で、体内時計のリズムが崩れ、ストレス解消の手段がない状態が続くと、不眠や食欲の低下、不安感や意欲の低下などのメンタルヘルス不調を引き起こす可能性があります。
 

メンタルヘルスの健康を保つために

日本うつ病学会はホームページ上に、日常生活を規則的に送るための医学的根拠に基づいた自己管理術として、「新型コロナウイルス感染症の世界的大流下における、こころの健康維持のコツ」を掲載しています。

この中で、規則正しい生活を送り体内時計のリズムを整えること、そして外出できない状態であっても人とのコミュニケーションを持つことがポイントとして書かれています。以下に少し簡単にまとめた形でご紹介させていただきます。
 

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  1. 自宅待機や在宅勤務であっても、自分自身で毎日決まって行う日課を設定しましょう。
  2. 在宅での仕事や学習、友人との電話、料理など、日々の活動は毎日、同じ時間に行いましょう。
  3. 毎日一定時間は屋外で過ごすようにしましょう。(密閉・密集・密接 の 3 密の状況を避けた形で)体内時計の時計合わせのためには朝の光が欠かせないため、午前中早い時間帯の外出が望ましいでしょう。
  4. 外出できない場合は、少なくとも2 時間は窓際で過ごし、日の光を浴びながら、心の落ち着ける時間を持ちましょう。
  5. 毎日、なるべく決まった時間に運動をしましょう。
  6. 毎日、同じ時間に食事をしましょう。食欲がない場合は少量で良いので、口にしましょう。       
  7. 日中の昼寝(特に、午後遅くの昼寝は)は避けましょう。昼寝をする場合は30分以内に。
  8. 夜間に明るい光、特にスマートフォンやパソコンディスプレイによるブルーライトを浴びるのは避けましょう。
  9. ブルーライトは、睡眠に不可欠なホルモンの分泌を妨げます。
  10. 自分自身に合った起床と就寝の時間を決め、一貫してその睡眠リズムを保つようにしましょう。
  11. もし、あなたが夜型ならば、たとえ家族の人より少し遅く 寝て、少し早く起きることになったとしても大丈夫です。
  12. 毎日、同じ時間に床 につき、同じ時間に起きることがポイントです。
  13. 人との交流は、たとえ社会的距離確保の期間中であっても大切です。テレビ電話か音声通話かはどちらでも結構ですので、可能そうな方とコミュニケーションの機会を持つようにしましょう。すぐに相手が思いつかなくとも、誰かいなかったかを思い出してみましょう。
    LINE のような文章だけの会話であっても、リアルタイムにメッセージが行き交うものであれば大丈夫です。そして、毎日、 同じ時刻にそういった相手とコミュニケーションするスケジュールを持ちましょう。

(全文は日本うつ病学会HP(https://www.secretariat.ne.jp/jsmd/)に掲載されています。)

すべて実践することに負担感がある場合は、出来ることをまずは実践いただくとよいと思います。
規則正しい生活を送ることで、外出自粛が解かれた時にもスムーズに元の生活に戻ることも可能になると思います。
 

メンタルヘルスの不調を感じたら専門家へ相談しましょう

規則正しい生活などセルフケアに努めていても、不眠や強い不安感、意欲の低下などのメンタルヘルス不調が継続するような場合は、専門家や産業医に相談しましょう。

社内産業保健スタッフへメールなどでご相談いただくことができると思います。ご加入の健康保険組合や社外EAPでもメンタルヘルスの相談を受けている場合があります。また、かかりつけ医やお近くの心療内科へご相談いただいても良いでしょう。

株式会社メディエイト 保健師 小河原 明子

 

育児・介護休業制度② ~介護休業~

有業の定義

  • 労働者が要介護状態(負傷、疾病又は身体上若しくは精神上の障害により、2週間以上の期間にわたり常時介護を必要とする状態)にある対象 家族を介護するためにする休業 
     

対象労働者

  • 労働者(日々雇用を除く)
  • 労使協定により対象外にできる労働者
    ・入社1年未満の労働者
    ・申出の日から93日以内に雇用期間が終了する労働者
    ・1週間の所定労働日数が2日以下の労働者 
  • 有期契約労働者は、申出時点において、次の要件を満たすことが必要
    ①入社1年以上
    ②介護休業開始予定日から起算して93日を経過する日から6か月経過する日ま でに労働契約期間が満了し、更新されないことが明らかでないこと
     

対象となる家族の範囲

  • 配偶者(事実婚を含む)、父母、子、配偶者の父母、祖父母、兄弟姉妹及び孫
    ※介護関係の「子」の範囲は、法律上の親子関係がある子(養子を含む)のみ
     

期間

  • 対象家族1人につき、通算93日まで
     

回数

  • 対象家族1人につき、3回
     

手続

  • 労働者は、休業開始予定日の2週間前までに、書面のほか、事業主が適当 と認める場合には、ファックス又は電子メール等により、事業主に申出
  • 申出が遅れた場合、事業主は法に基づき休業開始日の指定が可能
  • 事業主は、証明書類の提出を求めることが可能
  • 事業主は、介護休業の申出がなされたときは、次の事項を申出からおお むね1週間以内に、書面によるほか、労働者が希望する場合は、ファッ クス又は電子メール等により通知
    ①介護休業申出を受けた旨
    ②介護休業開始予定日及び介護休業終了予定日
    ③介護休業申出を拒む場合には、その旨及びその理由
  • 休業終了予定日の2週間前までに申し出ることにより、93日の範囲内 で申出毎に1回に限り繰下げが可能
  • 休業開始予定日の前日までに申出の撤回が可能。ただし、同じ対象家族 について2回連続して撤回した場合には、それ以降の介護休業の申出に ついて事業主は拒むことができる

厚生労働省「育児・介護休業制度ガイドブック」より引用
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/pdf/ikuji_h27_12.pdf


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株式会社MEDIATEは、産業医紹介事業の経験から、様々な企業の抱える問題にメスを入れることができます。スポット依頼をはじめ、柔軟な対応で企業の健康を守ります。
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睡眠について

日本は他の先進国と比べると、平均睡眠時間が1時間以上少ない「睡眠不足の国」と言われています。
また日本人を対象とした調査では、5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」と回答しており、多くの日本人が睡眠にトラブルを抱えているようです。

睡眠は心身の健康と密接に関係していますので、日々しっかりと睡眠をとることはとても大切です。今回は睡眠についてお話しさせていただきます。
 

ベストな睡眠時間とは?

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睡眠時間はどのくらいとれば良いのか?このようなご質問を受けることが良くあります。

このご質問に対する答えは、「人それぞれ」です。
必要な睡眠時間には個人差があると言われており、4時間で足りる方もいる一方で、9時間睡眠をとらなければ寝足りない方もいるなど様々です。

睡眠時間が足りているかは、起床時にある程度すっきり目覚めることができて、日中眠気を感じずパフォーマンスを発揮できる状態かどうかで判断いただくとよいでしょう。

目覚めた際、体が重く疲労感が残っていたり、日中会議で寝落ちてしまったり頭が回らない状態であれば、睡眠が足りていないと考えられます。また、週末に平日よりも2時間以上長く寝てしまう場合は、平日の睡眠時間が足りていない可能性があります。
 

睡眠不足の影響

睡眠不足は、体内のホルモン分泌や自律神経機能にも大きな影響を及ぼします。

例えば睡眠不足が続くと食欲を抑えるホルモン「レプチン」の分泌が減少し、食欲を高める「グレリン」の分泌が増えるため食欲が増大し「肥満」のリスクを高めます。そして糖尿病や心筋梗塞などの冠動脈疾患、高血圧といった生活習慣病のリスクを高めます。

また、睡眠不足は意欲低下や記憶力減退など精神機能の低下を招くため、仕事上のミスや事故を引き起こしたり、「うつ病」のリスクを高めるともいわれています。

「週末の寝だめ」では、睡眠不足は解消できないと言われています。
仕事などで睡眠時間が中々確保できない場合は、2~3日に一度はしっかり睡眠時間を確保する日を作り、睡眠不足の状態をこまめに解消いただくとよいでしょう。昼休みに30分以内の昼寝をしていただくこともお勧めです。
 

睡眠のためのセルフケア

睡眠時間は確保できていても、寝つきが悪い(入眠障害)、眠りが浅く何度も目覚める(中途覚醒)、早朝に目が覚める(早朝覚醒)、睡眠時間は確保できているのに熟睡感がない(熟眠障害)といった睡眠のトラブルがある場合は、以下の睡眠のためのセルフケアをお試しください。
 

睡眠のためのセルフケア

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  • 体内時計を整えることが大切です。体内時計は朝の太陽の光と朝食でリセットされると言われています。起床後は「太陽の光」をしっかり浴び、軽くても良いので朝食をとりましょう。起床時間を一定にすることも効果的です。
  • 眠れない時は、無理して眠ろうとしないことも大切です。「眠れないこと」に不安を感じると、さらに不眠が悪化します。「眠れないこと」に対し焦らず、眠気がきたら布団に入るようにするとよいでしょう。
  • 日中の活動量をUPさせましょう。帰宅時に少し遠回りして歩くなど、午後以降の活動量を増やすことが効果的です。
  • コーヒーやエナジードリンクなどカフェインを多く含む飲み物の接種は、夕方以降控えるとよいでしょう。
  • 寝る直前の食事は控え、就寝2~3時間前までに済ませましょう。
  • お酒は適量にしましょう。お酒は寝つきをよくしますが、睡眠を浅くして睡眠の質を落とすと言われています。
  • 就寝前の入浴は温めのお湯で、10分程度で済ませましょう。体を温めすぎると寝つきが悪くなると言われています。
  • 寝る時間が近づいたら、スマホやタブレットなどの使用はさけ、強い光を浴びないようにしましょう。オレンジ系の照明や間接照明を用いると、睡眠ホルモンが分泌されやすいため、スムーズな入眠につながります。
  • 快適な睡眠環境を整えましょう。寝具は体に合ったものを選び、温度は20度前後、湿度40~70%に設定いただくとよいそうです。
     

睡眠のトラブルが続く時には、専門家に相談を

睡眠のためのセルフケアを行っても睡眠のトラブルが1か月以上続き、日中に精神や身体の不調を自覚して生活の質が低下していると感じられる場合は「不眠症」の可能性がありますので、専門医や職場の産業医などの産業保健スタッフに相談しましょう。

病院を受診いただく場合は心療内科や精神科が専門です。もし心療内科等への受診に敷居の高さを感じる場合は、かかりつけ医にご相談いただいても良いでしょう。


株式会社メディエイト 保健師 小河原 明子

 

新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐために

現在、新型コロナウイルス感染症が広がりを見せています。国内各地で感染経路不明の患者が散発的に発生してきており、感染拡大を抑止できるかどうかは、ここ数週間が勝負だとみられています。このような状況から、国全体で感染拡大防止に向け取り組むことが重要な段階となっています。
今回は、新型コロナウイルス感染症に対し、企業の皆様が行うことのできるご対応についてお伝えします。
 

感染を広げないために

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新型コロナウイルスは、主に飛沫感染・接触感染で感染すると言われています。
今のところ空気感染は起きていないと考えられていますが、最新の感染発生状況を踏まえますと、屋内など閉鎖した空間で、お互いの距離が十分とれないような状況では、咳やくしゃみなどがなくても感染を拡大させるリスクがあると考えられています。

時差通勤やテレワークの導入を

通勤中の感染リスクを防ぐため、時差通勤や在宅勤務などのテレワークなど感染防止に向けた柔軟な働き方導入をご検討ください。

不要不急の会議・イベントなどは中止・延期・規模の縮小を

狭い空間に多くの人が集まる会議や社内イベント、飲み会などは中止や延期、規模の縮小などを検討頂くと良いでしょう。
定期的な会議も極力参加人数を制限いただくか、次月以降への開催変更をご検討ください。

また会議等を開催する場合は、参加者への手洗いの推奨や会場へのアルコール消毒薬設置、風邪のような症状のある方へは参加しないよう依頼するなどの感染拡大を防止する対策が大切です。
 

また、オフィス内での感染予防のために、以下の様な対策を行うとよいでしょう。

① 手洗いやアルコール消毒の徹底(外出から帰社した際の手洗い・アルコール消毒も大切です)
② 咳エチケットなど咳やくしゃみによる飛沫感染防止対策の徹底
③ 職場内の多くの方が触れるドアノブ、階段の手すり、コピー機などの複合機やエレベーターの操作盤などの定期的な消毒(アルコール消毒液(70%)、もしくは次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が有効です) 

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感染の疑いがある場合

感染拡大を防ぐため、従業員の方に発熱(37.5℃以上)や風邪の症状が見られたときは「しっかり休んでいただくこと」が重要です。また、従業員の方が無理して出勤しなくても良い様に、「会社全体の理解」と「休みやすい環境の整備」が大切です。就業中に体調不良になられた場合も、無理をして業務を継続せず、マスクを着用した上で帰宅いただくようにしてください。
 

新型コロナウイルス感染者が出た場合

新型コロナウイルス感染症は「指定感染症」と定められているため、感染が確認された場合は、都道府県知事が感染された従業員の方に対し就業制限や入院の勧告等を行います。都道府県知事により就業制限がかけられた従業員の方については、その指示に従い会社に就業させないようご注意ください。
 

最新の情報をご確認ください

状況は日々変化をしております。厚生労働省や各都道府県のホームページなどから最新の情報を入手するようにしてください。(厚生労働省ホームページ「新型コロナウイルス感染症に関するQ&A」に企業様向けの情報も掲載されておりますので、ご参照ください。)
 

株式会社メディエイト 保健師 小河原 明子

 

育児・介護休業制度① ~育児休業~

休業の定義

  • 労働者が原則として1歳に満たない子を養育するためにする休業

※育児関係で対象となる「子」の範囲は、法律上の親子関係がある子(養子を含む)のほか、特別養子縁組のための試験的な養育期間にある子、養子縁組里親に委託されている子、当該労働者を養子縁組里親として委託することが適当と認められているにもかかわらず、実親等が反対したことにより、当該労働者を養育里親として委託された子も含む
 

対象労働者

  • 労働者(日々雇用を除く)
  • 労使協定により対象外にできる労働者
    ・入社1年未満の労働
    ・申出の日から1年以内に雇用期間が終了する労働者(1歳6か月までの育児休業の場合は、6か月以内に雇用期間が終了する労働者)
    ・1週間の所定労働日数が2日以下の労働者
    ※配偶者が専業主婦(夫)や育児休業中である場合等の労働者は、労使協定を締結しても対象外にできない
  • 有期契約労働者は、申出時点において、次の要件を満たすことが必要
    ①入社1年以上
    ②子が1歳6か月に達する日までに労働契約が満了し、更新されないことが明らかでないこと
     

期間

  • 原則として子が1歳に達する日※までの連続した期間
    ※1歳に達する日とは、1歳の誕生日の前日をいう。
  • 父母がともに育児休業を取得する場合は、子が1歳2か月に達する日までの間取得可能(パパ・ママ育休プラス)ただし、父母1人ずつが取得できる期間の上限は、父親は1年間、母親は出産日・産後休業期間を含む1年間
  • 子が1歳に達する日において(1歳2か月までの育児休業を、1歳を超えて取得している場合は、その終了予定日において)、父母いずれかが育児休業中で、かつ次の事情がある場合には、1歳6か月に達する日までの取得が可能
    ・保育所等の利用を希望しているが、入所ができない場合
    ・常態として子の養育を行っている配偶者であって、1歳以降子を養育する予定であった者が死亡、負傷、疾病等により子を養育することが困難となった場合
     

回数

  • 子1人につき、原則として1回
  • 子の出生後8週間以内に、産後休業をしていない従業員が最初の育児休業を取得した場合は、特別な事情がなくても、再度の取得が可能
  • 以下の特別の事情がある場合には、再度の取得が可能
    ・配偶者が死亡、負傷、疾病等により子を養育することが困難となった
    ・離婚等により配偶者が子と同居しなくなった場合
    ・新たな産前産後休業、育児休業又は介護休業の開始により育児休業が終了した場合で、当該育児休業に係る子が死亡した場合等
    ・子が負傷、疾病、障害により、2週間以上の期間にわたり世話を必要とする場合
    ・保育所等の利用を希望しているが、入所ができない場合
  • 子が1歳6か月までの育児休業については、子が1歳までの育児休業とは別に、取得が可能

手続

  • 労働者は、休業開始予定日の1か月前までに、書面のほか、事業主が適当 と認める場合には、ファックス又は電子メール等により、事業主に申出
  • 出産予定日前に子が出生したこと等の事由が生じた場合は、休業開始予 定日の1週間前までに申出
  • 1歳6か月までの休業の申出は、休業開始予定日の2週間前までに申出
  • 事業主は、証明書類の提出を求めることが可能
  • 申出が遅れた場合、事業主は法に基づき開始日の指定が可能
  • 事業主は、育児休業の申出がなされたときは、次の事項を申出からおお むね2週間以内に、書面によるほか、労働者が希望する場合はファック ス又は電子メール等により通知
    ①育児休業申出を受けた旨
    ②育児休業開始予定日及び育児休業終了予定日
    ③育児休業申出を拒む場合には、その旨及びその理由
    ※労働者から、休業期間の変更の申出、申出の撤回がなされた場合も、同様の取 扱いとなります
  • 出産予定日前に子が出生したこと等の事由が生じた場合は、1回に限り 休業開始予定日の繰上げが可能
  • 休業終了予定日の1か月前までに申し出ることにより、子が1歳(「パパ・ ママ育休プラス」の場合は1歳2か月)に達するまでの期間内で、1回 に限り繰下げが可能
  • 1歳以降の休業をしている場合は、休業終了予定日の2週間前までに申 し出ることにより、子が1歳6か月までの期間内で、1回に限り繰下げ が可能
  • 休業開始予定日の前日までに申出の撤回が可能。その後の再度の申出は 原則として不可
     

厚生労働省「育児・介護休業制度ガイドブック」より引用
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/pdf/ikuji_h27_12.pdf


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ゆう活 ~生活を豊かにするために~

ゆう活とは?

「ゆう活」という言葉から、皆さんは何を想像しますか。
「ゆう活」とは、日照時間が長い夏に、朝早い時間に仕事を始め、早めに仕事を終えることで、まだ明るい夕方の時間を有効に活用し、生活を豊かにしようという取組です。

  • ゆうやけ時に
  • 々とした時間が生まれる
  • 人と会える。遊ぶ時間が増える
  • 家族で過ごすしい時間ができる
  • 新しい人・モノ・ことと自分がばれる。

「ゆう活」の「ゆう」には、そんなさまざまな思いが込められているのです。
 

なぜ、生活スタイルの変革が必要なの?

私たちにとって、仕事は、暮らしを支えるものとして、また、生きがいや喜びをもたらすものとして、人生を豊かにするために重要なものです。同時に、家事や子育て、介護、家族・友人と過ごす時間や、自己啓発、余暇など、仕事以外の生活も、私たちの人生にかけがえのないものです。仕事も生活も充実させ、豊かな人生を送ることは、だれもが望むことでしょう。
しかし、現実はどうでしょうか。

  • 毎日遅くまで仕事をして、家族とのだんらんの時間がもてない
  • 長時間労働で心身ともにひどく疲れている
  • 夫が家事や子育てにかかわる時間が取れない分、妻に負担がかり、妻が仕事を続けにくくなる
  • スキルアップのために勉強したいのに、その時間がない
  • 地域活動に参加する時間がない

…などといった場合もあるのではないでしょうか。

日本は欧州諸国と比較して、年平均労働時間が長く、2013年では1735時間 となっています。また、時間外労働(週に40時間以上)者の構成割合が高く、特に週に49時間以上働いている労働者の割合は、2013年で21.7%となっています。また、週60時間以上働く雇用者の全体に対する割合を見ると、平成27年では8.2% となっています。このように、日本では、依然として長時間労働の実態があります。仕事の効率を高めつつ、「ゆう活」で朝早くから働き始め、夕方に仕事を終わらせることによって、そこから生まれる時間的余裕は、人生を豊かにするための大切な余裕になるでしょう。
 

「ゆう活」には、組織・企業の側にもメリットが

「ゆう活」には、働く人だけでなく、その人が働く組織・企業の側にもさまざまなメリットが期待できます。
まず、従業員の生活の質が向上することにより、満足度や仕事への意欲が高まることが期待されます。仕事以外の時間を通じて、資格取得をするなど、従業員の能力向上につながるといったメリットもあるでしょう。
また、労働生産性の向上も考えられます。OECD(経済協力開発機構)に加盟する34か国について、働く人1時間当たりの労働生産性を比べてみると、2014年は、我が国は41.3米ドルと1位のルクセンブルク(92.7米ドル)の半分以下で21位に位置し、OECDの平均値(48.8米ドル)と比較しても低くなっています。
「ゆう活」を通じて業務の効率化と労働生産性の向上を図り、それによって長時間労働を抑制できれば、企業にとってもメリットがあると考えられます。

また、従業員の健康によい影響を与え、福利厚生コストを削減できるなど、さまざまなコストの削減につながるものと考えられます。
加えて、ワーク・ライフ・バランスが充実している企業として、好感度がアップする可能性もあります。
このように、「ゆう活」は働く人のみならず、その人が働く組織・企業のためにもなると考えられます。
 

「ゆう活」によって、「仕事」と「仕事以外の生活」が両立できる社会を!

「ゆう活」の実施のためには、これを契機とした業務効率化が不可欠です。また、仕事の開始時間を早めても、「仕事が終わらない」「早い時間に帰るのは心苦しい」などと残業をしてしまうのでは意味がありません。仕事を早く終え、早く帰れるように、業務の効率化を図りましょう。特に、残業することが当たり前のようになっている職場では、職場全体で働き方に対する意識を抜本的に変えることが重要です。

なお、「ゆう活」の実施に当たってはいくつか留意点があります。まず、「ゆう活」の実施により結果として労働時間が延長されることがないよう、夜間残業の禁止・制限等労働強化につながらないような配慮が必要です。また、育児・介護等の事情により「ゆう活」が困難な労働者にまで無理に適用しないことが必要です。さらに、午前中の労働時間が長くなる場合に午前中の休憩時間を設ける等労働者の健康に十分配慮することが必要です。

早く仕事を終えて、仕事以外の活動をする時間を作ることは、働く人や職場にとっても、前述のようなメリットがあります。「仕事以外の活動」を前向きに捉え、一人一人が、多様な働き方、生き方が実現できる職場づくりをしていきましょう。

この「ゆう活」を実践できるよう、政府も、労使団体や企業などに働きかけを行ったり、「ゆう活」に関するさまざまな情報を提供したりしています 。
 

政府広報オンライン「ゆう活~はじめよう!夕方をたのしく生かす働き方」より引用
https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/u-katsu/about/index.html


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