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産業保健ニュース

夏の食中毒

暑い日が続くようになり、さっぱりした物を食べたくなる季節になってきました。
まもなく梅雨の時期もやってきます。今月はこの時期注意が必要な「食中毒」についてお伝えします。
 

食中毒とは

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食中毒とは食品に起因する腹痛、下痢、嘔吐、発熱などの症状の総称で、原因は様々あり、数日から2週間程度続くこともあります。
食中毒は、一年中発生していますが、高温多湿となる夏季には、O-157やサルモネラ、カンピロバクター、黄色ブドウ球菌などの細菌性食中毒が多く発生します。(冬季はノロウイルス等のウイルス性食中毒が多い)

腸内で細菌やウイルスが繁殖したことにより胃腸機能が低下し、下痢や嘔吐を繰り返します。
下痢や嘔吐を繰り返すことで細菌が体外に排出され、症状も徐々に緩和されますが、下痢や嘔吐が続くことで、脱水症状を引き起こし、重症化すると死に至る事もあります。
 

食中毒かな?と思ったら

脱水症状を起こさないように水分補給をしましょう。
冷たく冷えたものではなく、湯冷ましや常温の水、スポーツドリンク等での水分補給を心がけましょう。

自己判断での市販薬(下痢止めや吐き気止めなど)は使わないようにしましょう。
薬を服用することで、食中毒の原因である細菌やウイルスを体外に排出することを邪魔して症状を悪化させる事があります。自己判断での薬の服用は避け、医療機関を受診しましょう。
 

食中毒予防の3原則

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細菌をつけない(清潔・洗浄)
食中毒を起こす細菌は、魚や肉などの食材に付いていることがあります。この食中毒菌が手指、調理器具を介して他の食品を汚染し食中毒の原因となります。調理前の手洗い、肉や魚、卵を取り扱う前後の手洗い、調理器具の洗浄を行いましょう。
加熱しないで食べるものを一緒に調理する際は、先に調理するなど工夫しましょう。

細菌を増やさない(迅速・冷却)
食品に食中毒菌がついてしまっても、食中毒を起こすまでの菌量まで増えなければ食中毒にはなりません。食品についた菌は、時間の経過とともに増えるので、調理は迅速に、調理後も早めに食べる事が大切です。
また、細菌の多くは高温多湿な環境で繁殖が活発になります。10℃以下では繁殖がゆっくりになり、マイナス15℃以下では繁殖が停止します。購入後などはなるべく早く低温で保存しましょう。

細菌をやっつける(加熱・殺菌)
食中毒を起こす細菌は熱に弱く、食品に細菌がついていても加熱により死滅します。肉や魚だけでなく野菜も加熱して食べると安心です。特に肉料理は中心部まで75℃で1分以上加熱するようにしましょう。
まな板、包丁、ふきんなどの調理器具も洗剤で洗ったあと、熱湯をかけ殺菌しましょう。
 

職場の冷蔵庫管理していますか?

毎月の産業医巡視では多くの会社で冷蔵庫の中も確認します。年に数件、カビの生えた物などが発見されます。共有の冷蔵庫に入れる物は記名、賞味期限管理等が必要です。職場での管理方法やルールをもう一度確認しましょう。

                              株式会社メディエイト 保健師 新井 望

 

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