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2019年2月

禁煙の必要性

喫煙の与える影響は喫煙者であるご自身にとって肺がん、慢性呼吸不全、肺気腫などの呼吸器の辛い疾患の原因となるだけでなく、喉頭がん、舌癌、食道がん、胃癌、腎臓がんを始めとする悪性腫瘍の原因になるだけでなく、大動脈瘤や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞、脳血管性痴呆、腎不全などの重大な疾患の原因の一つになります。
またさらに重篤な事は、喫煙されない周囲のご家族やご友人、同僚や見知らぬ方にも影響を及ぼしてしまっているのです。

タバコの煙には3種類あり、実際に喫煙する方が吸い込む(主流煙)と、タバコが燃える際に発生する時の煙(副流煙)、.喫煙する方の息から出る煙(呼出煙)があり、喫煙する方の周囲の方が副流煙や呼出煙を吸ってしまう事により喫煙者以上に健康被害をもたらされている事はあまり知られていません。

なぜなら副流煙に含まれる有害物質は喫煙者自身が摂取する主流煙よりも濃度が高く、タバコの煙として人の目に見えている煙の部分はたばこの有害物質の10パーセント以下にしかすぎず、1人の方がタバコを1本屋外で吸うだけで、知らないうちにドラム缶50本分の周囲の空気を汚染してしまっているのです。

喫煙者の吐息にはタバコを吸っていない時でも、一酸化炭素だけでなく、タバコに含まれる約4,000種類以上の有害物質が含まれており、特に一酸化炭素は喫煙者が最後の1本を吸ってから、最低8時間もの間喫煙者の吐息から放出されています。
 

<たばこの有毒物質の一部の例>

タール 石油

数百種類の発癌物質が含まれている、呼吸器の慢性障害の原因となる、
血管収縮作用により、心・脳・腎などへ悪影響をおよぼす、動脈硬化を
促進する

アセトン ペンキの除去剤 生殖能又は胎児への悪影響あり、慢性神経毒性作用あり
ブタン ライター燃料 慢性神経毒性作用あり
ヒ素 アリ殺虫剤 発癌作用あり、肝障害や末梢血管障害を来す
カドミウム カーバッテリー 発癌作用あり、易骨折性となる、高尿酸血症を悪化させる、腎不全を発症する
一酸化炭素 車の排気ガス 酸素を欠乏させ、長期では心・脳・腎などの低酸素による障害の一因となる、
血管の酸化・老化現象を促進させる
トルエン 工業溶剤 中枢神経麻痺、知覚異常、呼吸困難、中毒性精神病

 

<1年間1日20本以上喫煙する方の肺にたまるタールの量>

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禁煙治療を受ける事はご自身の健康を維持し、重篤な疾病を発症しないためだけではなく周囲の方やご家族、ご友人の健康を守る事にもつながります。

近年は数年後のオリンピックに向けて禁煙治療に対する各自治体から補助金を受給する事が出来る場合がありますので、一度お住まいの自治体に確認し、禁煙治療をお受け下さい。

                         もちづき内科クリニック 院長 産業医 望月香織

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産業医紹介ナビが提携している、もちづき内科クリニックでは禁煙外来を開設致しました。
禁煙治療をご希望される方はクリニックまでお問い合わせください。

もちづき内科クリニック
https://www.mochizuki-medical.com

東京都品川区戸越4-9-12 東急大井町線 戸越公園 徒歩3分
電話:03-6426-2711

 

花粉症 - 飛散前から対策しよう -

いよいよ花粉症のシーズンです。花粉症は例年2-5月頃まで続き、くしゃみ、鼻水、鼻詰まりなど
の症状があります。
花粉症は、一度かかると毎年繰り返し、仕事や勉強にも支障が出るなど生活の質に影響を及ぼし
ます。少しでも症状を軽減できるよう対策しましょう。


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初期療法で症状軽減

花粉の飛散が始まり、症状が重くなってから治療を開始したのでは、炎症が進み回復まで時間が
かかります。
近年は花粉が飛散する前から治療を開始し、症状の進行を防ぐ「初期療法」が定着してきています。
花粉の飛散が始まる2週間程度前から飛散が終わる時期まで薬物治療を続けることで、くしゃみ・
鼻水・鼻詰まりなどのアレルギー症状の軽減に効果があります。
1月末から2月上旬を目安に早めに治療を開始しましょう。
 

日常生活で気を付けよう!!花粉症予防

・マスク・帽子・めがねの着用
・表面がツルツルした素材の服を選ぶ(ウールを避けポリエステルやナイロン、革など)
・帰宅時は衣服や髪を良く払う
・うがい・手洗い・洗顔をこまめに行う
・洗濯物は外干しを避ける
・こまめに掃除を行う
・空気清浄機を使う
・正しい生活習慣で、偏った食事・睡眠不足・過労やストレスを避ける
 

花粉症の治療

花粉症の治療には、薬物療法の他、手術療法や免疫療法があります。 手術療法や免疫療法は
今シーズンの花粉症対策としては難しいですが、自身のライフスタイルや症状の程度などを総合的
に考え自分にあった治療法を検討してみる事もよいでしょう。

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薬物療法

主に抗アレルギー薬の内服と点鼻や点眼薬を使用。花粉飛散の2週間前から使用を開始すると症状
が弱くなる事が知られている。

手術療法

レーザーで鼻の粘膜を焼き、粘膜での反応を少なくして症状の軽減を図る手術。花粉が飛散する
約1カ月前までに耳鼻咽喉科で行う。

免疫療法

アレルギーの原因であるアレルゲン(スギ花粉であればスギのエキス)を投与し少しずつ体に吸収
させる事でアレルギー反応を弱めていく治療法。
スギ花粉の場合は5-12月頃に開始し、毎日1回、最低2年継続する必要がある。

                         株式会社メディエイト 保健師 新井 望