2016年9月
産業医ナビ》 睡眠の質を高めるポイント 《Vol.61-2》
就寝の1時間前には、脳と体をリラックスさせる
脳や体を興奮させたり、刺激を与えてしまうと、どんなに眠ろうとしても脳と体の興奮が収まらず睡眠の質が著しく低下してしまいます。スマホやゲーム、カフェインの摂取は刺激になりますので、就寝前は控えましょう。
逆に、寝る前にリラックスした状態である事で、自然と深い眠りに落ちる事ができます。
脳や体をリラックスさせるために、ぬるめのお湯での入浴やストレッチ、アロマオイルやヒーリングミュージックなどでリラックスしましょう。
お酒は、寝入りは良くなりますが睡眠の質を低下させます。眠れないからといって、お酒に頼る事はやめましょう。また、飲酒量が多い方も適量(ビール500cc、焼酎1合)を心がけましょう。
眠る環境を整える
これから眠るというサインを脳に送るために、電気は消すか間接照明にするようにしましょう。
布団や枕などの寝具も自分に合った、使って心地の良いものを選びましょう。
暑くて寝苦しい時は、エアコンを上手に使い快適な環境を整えましょう。冷やしすぎには注意が必要です。
また、布団に入ってもなかなか寝付けない(30分以上)時は、いったん起きて、眠くなってから布団に入るようにしましょう。何時間も布団の中で起きている事は避けましょう。
株式会社メディエイト保健師 新井 望
産業医ナビ》 睡眠の質を意識していますか? 《Vol.61-1》
「どんなに寝ても、疲れがとれない…」と言った経験はありませんか?
それは睡眠の質の問題かもしれません。
私たちの人生の約3分の1は睡眠に費やしています。睡眠は、心身の健康維持の為にとても大切です。
睡眠の質を高める事で、朝気持ちよく起きられるだけでなく、心と体の健康につながります。
睡眠の質を高める為には最低限の睡眠時間も必要となります。一般的には、6時間~8時間の睡眠時間が必要とされていますが、最適であるとされる睡眠時間は個人差があります。気持ちよく目覚める事ができる事が理想です。
睡眠の質チェック✔
□ 6時間以上の睡眠を確保している
□ 目覚めた時に、スッキリ起きられる
□ 日中眠気がない(起床後4時間程度)
□ 睡眠中のトラブル(寝つきが悪い、途中で何度も起きてしまう)が無い
6時間以上の睡眠を取っているのにも関わらず、1つでも当てはまらないものがある方は「睡眠の質」を見直してみましょう。
株式会社メディエイト 保健師 新井 望