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2016年7月

歯周病と全身の病気 《Vol.59-2》

歯周病が進行し、深い歯周ポケットが形成されるような状態になると、歯周ポケットと呼ばれる溝から生体内に侵入した細菌そのものや、、炎症の場で作られる物質(サイトカイン)が歯肉の血管を通じて血液に流れ込む事で、全身の組織や臓器に何らかの影響を与えると考えられています。

近年、さまざまな研究結果から、歯周病が多くの疾患に影響を及ぼし、心疾患や糖尿病、誤嚥性肺炎、骨粗しょう症、早産や低体重児出産等の発症や進行のリスク因子になることが明らかにされています。
歯周病は口腔内だけの問題ではなく、全身の健康状態にも大きく関係しています。

歯周病の症状とセルフチェック

以下のような症状があれば歯周病かもしれません。
セルフチェックで、該当項目がある場合は歯科医院を受診してみましょう。

□ 歯肉(歯ぐき)が赤く腫れている

□ 歯を磨くと出血する

□ 歯肉(歯ぐき)を押さえると血や膿がでる

□ ときどき歯ぐきが腫れ、痛みを感じる

□ 歯がぐらぐら動く

□ 歯と歯の間に食べ物が挟まる

□ 口臭がある、あると言われたことがある

□ 固いものが噛みにくい

                          株式会社メディエイト 保健師 新井 望

 

歯周病とは 《Vol.59-1》

歯周病とは、歯ぐきや歯を支える骨などの組織に炎症がおこる病気です。

歯肉炎や歯周炎など、炎症からくる様々な症状を総称して歯周病と呼びます。

歯周病の主な原因は、歯と歯ぐきの境目にたまったプラーク(歯垢)です。炎症が起こるのは、プラーク中の歯周病細菌が出す毒素によるものです。 それにより歯を支えている組織は徐々に破壊され、最後には歯が抜け落ちてしまう病気です。

厚生労働省の「歯科疾患実態調査」によると、35歳以上の約8割が歯周病を発症している実態があります。一般的に、40歳前後に発症する事が多いようです。

歯周病は、徐々に進行する病気です。進行しないと痛みや違和感を感じにくく自覚しにくい病気でもあります。歯周病は予防も治療もできる病気です。セルフケアや歯科医院での定期的なチェックで、予防していく事を心がけましょう。

                             株式会社メディエイト 保健師 新井 望