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2015年2月

インフルエンザ ~今季の傾向と対策~ 《Vol.42》

今年もインフルエンザが流行する季節となりました。
ちょうど今日勤務で病院に行ったところ、保健所と医師会からインフルエンザ大流行の通達と警報が回ってきていました。この季節はインフルエンザだけでなく、ウイルス性胃腸炎や咽頭炎も流行し、それらを重ねて感染する方もいるので、現場の医師も診断や投薬に苦慮しています。

インフルエンザの主な症状

インフルエンザは、突然現れる38度以上の高熱とともに、頭痛・関節痛・筋肉痛といった症状が全身に強く出るのが特徴です。あわせてのどの痛み・鼻汁・咳といった、一般的な『風邪症候群』によく見られる症状が現れることもあります。また気管支炎や肺炎、小児では中耳炎・髄膜炎・熱性けいれんなどを併発し、重症化することもあります。

特に乳児や高齢者・慢性疾患をお持ちの方は、インフルエンザ症状だけでなく、基礎疾患も悪化しやすくなるので十分な注意が必要です。

今年の流行は?

例年、12月~3月がインフルエンザ流行のシーズンでしたが、昨年2014年は10月頃からすでにA型が流行し始め、1月半ばまで多数の感染者を出していますがまだ終息する気配は見られません。2015年に入ってからは徐々にB型も流行の兆しが見えており、インフルエンザA・B型が同時に流行する可能性も残っています。
近年は5月のゴールデンウイーク頃まで感染者が見られ、冬だけの感染症ではなくなってきています。

予防と対策

インフルエンザは一旦流行が始まると、短期間に多数の方が罹患する傾向にあります。社内や学校、家庭内での集団感染によることが多いので、常に周りの発生状況に注意を払う事が大切です。うがい・手洗い・バランスの取れた食生活・充分な睡眠などの基本的な予防対策を、常に厳密に行いましょう。

インフルエンザか風邪症候群かは、医療機関であっても瞬時に診断するのは難しい面があります。なぜかというと、たとえインフルエンザにかかっていても罹患当初は検査で陰性となる場合があるからです。一旦検査で陰性が出ても翌日には陽性となることもありますので、投薬を受けても症状続く場合は再検査を受けてください。

まずは自己判断せず、高熱をはじめとした典型的なインフルエンザ症状が出たら、熱の出た日付や時間をメモし、受診時に医師に伝えて下さい。また高熱以外の症状や飲んだ薬、アレルギーや予防接種の有無を必ず医師に伝え、適切な検査や治療を受ける事が大切です。
 

株式会社メディエイト産業医 望月香織 (Kaori Mochizuki M.D)