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2015年1月

生活習慣を整えましょう(2) - GI値とは? - 《Vol.41》

年末年始にかけての暴飲暴食で、食生活が乱れている方も多いのではないでしょうか。まずは食生活を整えて、新しい1年を健康的にスタートさせましょう。
今回は、健康な食生活のバロメーターとなる「GI値」についてご説明します。

「GI値」(Glycemic Index)とは?

食べ物が体内に入ると、食品はブドウ糖に変わり、血糖値を上昇させます。「GI値」(Glycemic Index)とは、血糖値が上昇するスピードを測定して数値化したものです。

1992年、WHOと国連食糧農業機構(FAO)は、先進工業国の人々に共通した疾患である、糖尿病・冠動脈疾患・肥満などを予防するため、低グリセミック(GI)指数の食事を基本とするよう推奨しました。


GI値が低い食事とは、すなわち低インスリン食にあたりますが、低インスリン食とは、食後の糖分吸収をおだやかにしてインスリン分泌をあまり刺激しない食事のことをさします。 具体的には、食物繊維を多く含み、炭水化物が少なく、たんぱく質や脂質が多い食品・献立です。

一般的に、血糖値が一番上がりやすいのは、ごはん・パン・麺類・砂糖などの炭水化物と言われています。しかし、同じ量の炭水化物を含む食品でも、血糖値が急激に上昇するものと おだやかに血糖値を上昇させる食物があります。

例えば、一般的には高GIに定義されているパンの中でも、繊維質が多く含まれる全粒ライ麦を多く使用したパン生地であれば低GI、バターや白色小麦粉等の分量が多いフランスパンや クロワッサンなどは高GIです。 

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 GI値が低い食事は、ダイエットや糖尿病治療に役立つこともありますが、炭水化物の摂取を制限しすぎると栄養バランスが悪くなるだけでなく、食事の満足感が得られないためたんぱく質や脂肪などを過剰に摂りすぎてしまい、かえって体重が増えてしまったり、病状が悪化する可能性もあります。また、集中力や活力の 低下をきたす事もあるので注意しましょう。

まずは自分の健康状態を把握し、各自のライフスタイルや活動量、基礎体力などを 考慮した上で専門家の指導の下に行う事が大切です。
 

株式会社メディエイト産業医 望月香織(Kaori Mochizuki M.D)