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2014年3月

メタボリックシンドロームとは (基礎編) 《Vol.31》

メタボリックシンドロームの診断基準とは?

内臓脂肪の蓄積    腹囲(へそ周り) が、男性 85cm以上 / 女性 90cm以上
          (男女ともに、腹部CT検査の内臓脂肪面積が100cm2以上に相当)

※ 内臓脂肪の蓄積に加えて、下記の2つ以上の項目があてはまるとメタボリックシンドロームと診断されます。

脂 質 異 常    中性脂肪が150mg/dL以上
           HDLコレステロールが40mg/dL未満 のいずれかまたは両方

高  血  圧    最高血圧 130mmHg以上
           最低血圧 85mmHg以上 のいずれかまたは両方

高  血  糖    空腹時血糖値 110mg/dL以上

危険因子が重なるほど心臓病等の発症の危険性が高まります

メタボリックシンドロームによって引き起こされる病気の発症の危険性は、危険因子の数と大きくかかわっており、危険因子の数が多くなるほど危険度は高まります。

例えば心臓病の場合、危険因子がない人の危険度を1とすると、危険因子を1つもっている場合は5.1倍、2つもっている場合は5.8倍、3~4個もっている場合では危険度は急激に上昇し、なんと35.8倍にもなります。

※厚生労働省HPより抜粋(http://www.mhlw.go.jp/)

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Doctor's Comment ~ ドクターズ コメント ~

メタボリックシンドロームについて正しい知識を持ちましょう!

メタボリックシンドロームは、一般的に「ただ体重が増加した状態」だと思われがちですが、メタボリックシンドロームとは、「内臓脂肪型肥満」に加えて、「高血糖・高血圧・脂質異常」のうちいずれか2つ以上を合わせもった状態を指します。

なぜ近年、メタボリックシンドロームに関して厳しく管理する傾向になったかというと、内臓脂肪型肥満が、糖尿病などの生活習慣病の進行に多大な影響を及ぼすという事が、長年の研究により分かってきた為です。

内臓脂肪が過剰になると、糖尿病や高血圧症、高脂血症といった生活習慣病を併発しやすくなります。また、血糖値や血圧がちょっと高めといった、まだ病気とは診断されない予備群の状態であっても、こういった疾患が併発する事により動脈硬化が急速に進行し、結果、動脈硬化による急性心筋梗塞や脳梗塞、大動脈瘤などの深刻な疾患の原因となる可能性があります。

ちょっと正常値より高いだけだから…と安心して何も対策を行わないでいるのは、非常に危険なのです。この機会に一度、ご自分の生活習慣を見直してみましょう。 


株式会社メディエイト産業医 望月香織 (Kaori Mochizuki M.D)


次回はメタボリックシンドロームの予防法をご紹介します。