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2012年8月

風疹 症状と対策 《Vol.14》

固定概念に縛られず、「おかしいな」と思ったらすぐ受診!
 風疹の可能性がある場合はできるだけ自宅での安静が必要です

 

《風疹は風疹ウィルスによる飛沫(空気)感染、または直接接触による感染症です》

風疹が伝染する可能性のある期間は発疹が出現する前の約1週間~発疹出現後の4日間。かつては、一度風疹にかかった人や、子供の時にワクチンを接種した人は免疫が出来、二度とかからないといわれていました。そういったことから、風疹の症状が出ていても、そのまま様子を見てしまう方も多くなっています。
実際はワクチンを打っても抗体が体内で作られにくい場合もあり、そういう場合は大人になってからも風疹にかかってしまう可能性があります。

一度症状が出ると効果的な治療法は無く、解熱剤の投与・安静・隔離・水分補給が一般的な治療方法です。
しかし、今の時期はアデノウイルス等の一般の夏風邪のウイルスの流行時期とも重なっており、頭痛・倦怠感・発熱・咽頭痛など、発疹以外は風疹の症状は通常の夏風邪とほぼ同じで、さらに発疹に関しても、医師や患者自身もその時飲まれた市販薬や病院からの処方された薬の副作用の皮疹かもしれないと思われる場合もあり、見過ごされることが多いようです。

症状

  • 潜伏機関は2~3週間。
  • 初期症状(発疹の1-5日前)は微熱、頭痛、倦怠感、鼻水、咳、伊丹のないバラ色の口蓋斑点。(典型的な3症状は紅色斑丘疹、発熱、頸部リンパ腫脹)
  • 顔、耳後部から、赤く癒合性のない点状の紅斑(発疹)が全身に広がり多くは 3日~5日程度で消える。(20~25%は発疹が出現しない例もある)
  • 発症者の約25~50%に、38~39度前後の発熱が3日程度続く。
  • 耳介後部、後頭部、頚部のリンパ節の腫れ。(発疹出現5~10日前から数週間にわたりみられる。)
  • 眼球結膜の軽度充血や、肝機能障害が見られる場合がある。
  • 小児では咽頭炎のみや無症候性感染が多い。

対処・予防

  • 経口摂取による水分補給・解熱剤の内服・安静が基本。できるだけ外出を控え、安静にする。
  • 妊婦への感染の原因とならないよう(胎児が先天性風疹症候群となってしまうと場合によっては胎内死亡や心奇形、白内障、難聴の原因となるため)、自宅での安静約7-10日が必要で、できる限り人の多い場所で行動せず、公共の場所に行かなくてはいけない場合は必ずマスクを着用する。


株式会社メディエイト産業医 望月香織 (Kaori Mochizuki M.D)