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産業医紹介ナビ》 紫外線対策(ビタミンについて)

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紫外線対策とビタミンの関係

紫外線対策として日焼け止めやサングラス、帽子、日傘などの外側からの対策をされている方は多いと
思います。
しかし、もう一つの紫外線対策として「内側からのケア」も有効であり、皮膚の健康を保つのに有効な
栄養素であるビタミンの摂取が有効です。
 

ビタミンACE(エース)

ビタミンA

ビタミンAは抗酸化作用があります。また、コラーゲンの生成も促進します。ビタミンAが不足すると、
日焼けがひどくなると言われていて、女性の月経中はビタミンAが少なくなり、日焼けしやすいと知ら
れています。

ビタミンC

ビタミンCにはシミやそばかすの元になるメラニン色素の生成を抑える働きがあります。
また、紫外線によって生成される、肌の老化の原因となる活性酸素のはたらきを抑制します。
コラーゲンやエラスチン等の生成も促進し肌にハリを与えます。紫外線対策として積極的に取り入れ
たい栄養素です。

ビタミンCは一度にたくさん摂っても貯めておくことができませんので、毎日こまめに摂るよう心がけ
ましょう。

ビタミンE

ビタミンEは、抗酸化作用をもつ栄養素です。また、ビタミンEには血行を良くし、皮膚の新陳代謝を
促すはたらきもあります。
 

ビタミンACEを多く含む食材

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ビタミンA…レバー、ウナギ、ブルーベリー、にんじん、カボチャ等の緑黄色野菜など

ビタミンC…パプリカ、ピーマン、ゴーヤ、ブロッコリ、レモン、キュウイなど

ビタミンE…ウナギ、シシャモなどの魚介類、ナッツ類、モロヘイヤ、カボチャ、オリーブオイルなど

 

ビタミンA、C、Dは組み合わせて摂取することで、栄養素の吸収率が高まります。
また、夏野菜はビタミンACE全てを含むものも多くあります。
旬のものを積極的に摂取するのもいいですね。

                           株式会社メディエイト 保健師 新井 望

 

産業医紹介ナビ》 パワハラの動向と判断基準

ハラスメント防止コンサルタントの視点② 

パワハラの動向と判断基準

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パワーハラスメントは、パワー(優位性)+ハラスメント(嫌がらせ)という言葉の組み合わせでつくられた造語で法律的な定義はありません。2000年以降に言葉が誕生し、パワハラより歴史のあるセクハラとセットで「職場の2大ハラスメント」と呼ばれるようになりました。

過去には、社員をリストラする際、解雇の法的規制に抵触しないよう様々な嫌がらせをして、自己退職に追い込む方法でパワハラという言葉が使われてきましたが、現在では、ミスの注意、無視する、私的なことに立ち入る等といったことでも表現されるようになり、多様な問題の集合体に変わっています。


パワハラという言葉が社会的な注目を集めるようになったのは、2007年、上司のいじめ・嫌がらせによって、部下が自殺した事案において、パワハラによる自殺として初めて労災認定する判決(静岡労基署長・日研化学事件)が出てからです。

その後、2009年、労災認定基準に「いじめ・嫌がらせ」が新規項目として追加され、2011年、厚生労働省にワーキンググループが立ち上がり、パワハラの定義が示されました。
そして、2012年、民事上の個別労働紛争相談件数のトップがパワハラ(51,670件)となり、同年、厚生労働省のパワハラ全国調査が実施され、パワハラ被害の実態が明らかになりました。


パワハラとセクハラには、共通点と違いがありますが、大きな違いの一つとして、セクハラには個別法がありますが、パワハラには法律がありません。

2017年には、政府が罰則を含めた法規制の検討に着手しましたが、どのような行為がパワハラになるかの線引きが難しく、いまだ実現に至っていません。パワハラは多くの組織で問題になっており、自殺者も出ているのに法律がない。
パワハラ問題が増加の一途をたどっているのは、こうした行政や組織の対応の遅れ等が原因と考えられます。
 

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それでは、パワハラの動向から、定義と判断基準の説明をします。
厚生労働省「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキンググループ報告」でパワハラにいて次のようにまとめられています。

職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、
職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、
業務の適正な範囲を超えて、
精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為

上記の定義から、
① 優位性(行為者)
② 業務の範囲外の言動(行為者)
③ ダメージ(被害者・職場環境)
の3つが揃うとパワハラになる可能性があるということでしょう。


まず、「①優位性とは」代表的なのは上司の職務権限です。以前は、上司が部下に対して、いじめ・嫌がらせを行うことをパワハラと表現しましたが、現在は、専門的能力、集団の力、経験等も優位性として認識されるようになったことから、同僚同士、部下から上司も対象となり、行為の対象が多様化し、パワハラ問題を一層複雑にさせています。


次に「②業務の範囲外の言動とは」
この点については、厚生労働省はパワハラの行為類型を紹介しています。

<職場のパワハラ行為6類型(厚生労働省)>

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業務の適正な範囲を超える言動とは、上記以外の行為も考えられますが、適正な範囲内と範囲外のラインを明確に示せないことがパワハラの難しさといえます。
セクハラの性的言動は、業務との関連性がないため、すべて範囲外といえますが、パワハラは、業務と関連することが多いため、判断も難しくなります。

ポイントとしては、「人格否定」「雇用不安を与える」「長時間の叱責」「業務外の指示、命令」等は合理性も必要性もないため、範囲外と考えていいでしょう。

また、最初は、業務の適正な範囲だったが、範囲外に展開するといった事例も多い。例えば、上司が部下のミスを注意したが、部下が反省している様子が全くないため、つい感情的になって、長時間の叱責、人格否定、雇用不安を与える言動をしてしまったという内容です。


3つ目の「ダメージとは」これは被害者が精神的・身体的苦痛を与えられた、もしくは、職場環境を悪化させた等という行為に対する結果です。行為そのものだけでなく、誰に対して行ったかもポイントになります。
例えば、仕事や職場の人間関係に慣れていない新入社員、うつ病が回復して復職した人等は、ダメージを受けやすいので注意が必要です。

以上、パワハラの定義と判断基準の解釈として参考にしてください。
 

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最後に、組織に上下関係はありますが、お互いを対等なパートナーとして認め合うことでパワハラの出番はなくなります。また、個人や組織にストレスが関与するとパワハラが発生しやくなります。
自己や組織に内在する偏り、弱い部分がストレスという刺激を受けパワハラとして外に現れるのです。
個人も組織も、内なる課題を可視化し、改善するが大切です。
そして、何より、皆さまの日々のセルフケアを大切にしてほしいと思います。


                          メンタルプラス株式会社 代表取締役  和田 隆

 

産業医紹介ナビ》 健診結果を生活改善に活かそう ~脂質~

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脂質異常、放置すると

血液中に脂質が多い状態が続くと、血管で動脈硬化が進行し、血管の内側の壁にコレステロールなどが
沈着して血管が狭くなったり、血管が弾力を失って硬くなったりして血流が悪くなります。
動脈硬化が進行すれば、狭心症や心筋梗塞、脳出血や脳梗塞など、命にかかわる病気を引き起こします。
 

脂質異常症とは

血液中のLDLコレステロールや中性脂肪が増えすぎたり、HDLコレステロールが減りすぎたりする病気です。
脂質の値に異常が生じても自覚症状はほとんどないため放置してしまう人が多くみられます。

脂質異常症は食事や運動といった生活習慣が原因の8割程度となっています。また、遺伝子異常により、
生活習慣に関係なく発症する脂質異常症もあります。

女性では、閉経を迎えるとエストロゲンの分泌量が減少する事で、脂質異常症を起こしやすくなるため、
50歳を過ぎると女性の頻度が急増します。
 

脂質を調べる検査(基準範囲)

HDLコレステロール(40-119㎎/dl)、LDLコレステロール(60-139㎎/dl)、
中性脂肪(30-149㎎/dl)
 

脂質異常症予防のためのポイント

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飲酒や喫煙に注意しましょう

アルコールの過剰摂取も脂質異常症の原因の一つです。タバコはHDLコレステロールを減らす
作用があることが知られています。アルコールは適量とし、禁煙を心がけましょう。

脂質の摂りすぎに注意しましょう

肉の脂身を少なくしたり、動物性の脂肪を控える。また卵黄等コレステロールが多く含まれる食品
を摂りすぎないよう注意が必要です。

食物繊維をたくさん摂りましょう

根菜類、キノコ類、海藻類等、食物繊維を豊富に含む食材を積極的に摂りましょう。
動脈硬化を抑制する効果があります。

無理のない適度な運動を習慣化しましょう

ウォーキングや水中運動などの有酸素運動を行いましょう。1日30分以上、習慣化することが
大切です。

                        株式会社メディエイト 保健師 新井 望
 

産業医紹介ナビ》 セクハラ対策の重要性について

ハラスメント防止コンサルタントの視点①

セクハラ対策の重要性について

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今、世間を騒がせている問題の一つに、セクハラ問題があります。

現在、「〇〇ハラ」呼ばれるハラスメントは30種類を超えていますが、その中でも歴史が長く、誰もが知っているハラスメントといえば、セクシュアルハラスメントといえるでしょう。

その言葉が1989年の新語部門で流行語大賞に選ばれて30年が経とうとしています。
1997年には男女雇用機会均等法にセクハラに関する初めての規定として「配慮義務」が盛り込まれ、10年後の2007年には「措置義務」に修正され、組織のセクハラ対策が強化されました。
そして、現在までに「女性から男性」「同性同士」「LGBT」へと対象を拡大しながら規制も強めてきましたが、現在も被害者が後を絶たない状況が続いています。


ハラスメントのコンサルティングをすると、「パワハラはあるがセクハラは大丈夫です」と自信をもって答える経営者や人事責任者が多く、企業研修に出講すると、「社内にセクハラはないと思う」と答える受講者は多いが、はたして、被害者はいないと決めつけていいのでしょうか。

2016年の独立行政法人労働政策研究・研修機構が実施した「妊娠等を理由とする不利益取り扱い及びセクシュアルハラスメントに関する実態調査」によると、「25歳~44歳の女性労働者」の4人に1人以上(28.7%)がセクハラ被害を受けたことがあり、セクハラ被害者の対応として、「がまんした、特に何もしなかった」が63.4%と最も多い。

こういったアンケート結果から、セクハラ被害の多さ、被害の見えにくさといった問題が見えてきます。「今の職場にセクハラはないと」という労働者の感覚と「現実に被害者が多い」という実態に乖離があるのです。
 

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では、なぜ、誰もが悪いとわかっているはずのセクハラはなくならないのでしょうか?
私は、長年、ハラスメント防止を目的に全国で講演や被害者、行為者面談等を実施してきた経験から、個人と組織のセクハラに対する認識の甘さに原因があると考えています。

個人の認識はどうなっているか?セクハラ研修で実施するグループ討議では、「コミュニケーションのズレ」「相性の問題」「性的なことでも笑って受け流すぐらいの余裕がほしい」「セクハラ対策も行き過ぎると女性に話しかけることすらできない」といった意見は出るものの、残念ながら「セクハラは重大な人権侵害です」という声は聞こえてきません。これではセクハラはなくなりません。

一方、組織の認識はどうでしょうか?事業主の講ずべき措置として、厚生労働省のセクハラ指針に沿った対策が基本となります。


これまで人事担当者向けのセミナーを多数実施してきましたが、セクハラ指針の10項目中、全て実施している企業は一握りといったところです。
セクハラ対策の取組みの甘さから、問題の重要性が認識できていない様子が伺えます。職場のセクハラ対策の再点検が急務といえるでしょう。

[セクハラ指針]
① セクハラの内容、方針等の明確化と労働者に周知・啓発すること
② 行為者への厳正な対処方針、内容の規定化と周知・啓発すること
③ 相談窓口の設置をすること
④ 相談に対する適切な対応をすること
⑤ 事実関係を迅速かつ正確に確認すること
⑥ 事実確認ができた場合には、速やかに被害者に対する配慮の措置を適正に行うこと
⑦ 事実確認ができた場合には、行為者に対する措置を適正に行うこと
⑧ 事実の有無にかかわらず再発防止に向けた措置を講ずること
⑨ 相談者・行為者等のプライバシーを保護するために必要な措置を講じ、周知すること
⑩ 相談したこと、事実関係の確認に協力したこと等を理由として不利益な取り扱いを行ってはならない旨を定め、労働者に周知・啓発すること


これからの取組みとして、セクハラス防止の機運が高まっている今こそ、実効性のあるセクハラ対策を推進すべきです。とりわけ、次の3点を重点施策にすることをご提案します。

1.トップのセクハラを許さないメッセージを全社に発信する
2.研修を実施する(全従業員・ハラスメント担当者・行為者再発防止)
3.相談しやすい窓口づくり(外部相談窓口設置含む)
 

2018年6月12日、政府の緊急対策として、「中央省庁の課長級以上の幹部らにセクハラに関する研修の受講を義務付け、今後は、民間の事業主がセクハラ防止を徹底するよう厚生労働省が対策を検討する方針」との発表がありました。

セクハラに対する認識を変えるには、効率を重視したeラーニングではなく、効果を重視した階層別研修会の開催をお勧めします。その場合、「セクハラを正しく理解し、セクハラは絶対にしない意識の形成」を到達目標にし、経験豊富な講師に任せた方がいいでしょう。
ハラスメント担当者対象の研修では、ハラスメント対応の原則を理解し、相談スキルを上げることが到達目標になりますので、ロールプレイを含めた体験型カリキュラムが基本となります。

セクハラが発生した場合、セクハラ指針に準じて、行為者への再発防止対策が求められます。セクハラは処分とセットになることが多いですが、罰することが目的ではなく、同じ行動を繰り返さないため、行為者に教育の機会を与えることが大切です。
 

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世界に拡がったセクハラ防止キャンペーンが「♯Me Too(私も同じ)」から「Time’s Up(もう終わりにしよう)」に展開したように、行政の動きを待つのではなく、企業が主体となり、従業員に対して、「セクハラ問題を終わりにする」ことを宣言し、健康経営、女性活躍推進、ダイバーシティ、コンプライアンス対策等の重点施策に「セクハラ防止」を含めることが肝要です。
組織として、セクハラを徹底的に禁圧し、個人がセクハラを「重大な性的人権侵害」と認識するレベルに達したとき、セクハラ問題を終わりにすることができるでしょう。
 

                          メンタルプラス株式会社 代表取締役  和田 隆

 

産業医紹介ナビ》 減量プランの作成

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先月は肥満予防についてお伝えしました。今月は減量する際のプランニングシートをご紹介します。  

減量プランの作成

1kgの脂肪は約7000kcal

体重1kg(=腹囲1cm)減らす為には、今現在の生活習慣から7000kcal減らす必要があるのです。
下記のプランニングシートで、減量の目標、目標達成までの期間を決め、1日をあたりどのくらい
エネルギーを減らす必要があるのか計算してみましょう。

 

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◆例)現在の体重:60kg⇒目標体重:57kg  標準コース(1ヶ月1kg減のペース)の場合   

・現在の体重60kg-目標体重57kg=3kg減なので、3ヶ月必要。   
・体重3kg減量する場合、(7000kcal×3kg=21000kcal)を減らす。   
・21000kcal÷90日(3ヶ月×30日)≒233kcal   
・1日あたり233kcal消費すれば、3ヶ月で3kg体重が減る   
⇒私は、食事で毎日100kcal、運動で133kcal減らす事を目標として頑張る!!  

◆1日あたりのカロリー消費は、食事、運動の両方で消費する事が望ましいです。   
また消費できなかった日があれば、その分はその週のうちに消費する事が望ましいです。
                                  

                         株式会社メディエイト保健師 新井 望

 

産業医紹介ナビ》 定期健康診断を実施・受診していますか?

定期健康診断は実施・受診が「義務」です

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事業者は、労働安全衛生法第66条及び労働安全衛生規則第44条に基づき、労働者に対して
医師による健康診断を実施しなければなりません。
また、労働者は事業者が行う健康診断を受けなければなりません。頻度としては、1年以内
ごと1回とされています。

過去の判例からも、事業者側は健康診断を実施しない、結果的に従業員が受診しなかった
場合で仮に従業員に何かあった場合、安全配慮義務違反が認められてしまいます。
就業規則等に従い、業務命令として受診を命令する事も必要です。
また、従業員の方は健康診断を受診しなかった場合、懲戒処分が科される事もあります。
健康診断は必ず実施・受診するようにしましょう。
 

定期健康診断の診断項目(法定項目)

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1 既往歴及び業務歴の調査
2 自覚症状及び他覚症状の有無の検査
3 身長、体重、腹囲、視力及び聴力の検査
4 胸部エックス線検査、及び喀痰検査
5 血圧の測定
6 貧血検査(血色素量及び赤血球数)
7 肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
8 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
9 血糖検査
10 尿検査(尿糖、尿蛋白)
11 心電図検査

上記の項目は法定で定められた検査項目です。
太字の項目は、個々の労働者ごとに医師が省略可能であると認める場合においてのみ省略が可能となります。
個々の労働者について、健康状態の経時的な変化や自他覚症状等を勘案しながら判断することが大切であり、
医師ではない者が年齢等で一律に省略を決めるなどの運用は不適切です。
 

                              株式会社メディエイト 保健師 新井 望
 

産業医紹介ナビ》 肥満について

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日頃の生活習慣が大きく関わっている生活習慣病。生活習慣病はほとんど自覚症状がなく、増え続けて
います。
ご自身の生活習慣を今一度見直してみましょう。今月は肥満についてお伝えします。
 

肥満の基準

◆BMI… 身長と体重から算出される肥満の度合いを判定する数値で、以下の計算式で求められます。

BMI = 体重[kg] ÷ (身長[m] × 身長[m])

BMI 判定
18.5未満 や せ
18.5~25未満 普 通
25以上 肥 満


◆腹囲・・・腹囲(おへそ周り)のサイズは内臓脂肪が蓄積しているかどうかの目安です。

男性85㎝以上、女性90㎝以上の場合、CT検査での内臓脂肪面積100㎠以上に相当し、メタボリック
シンドロームによる動脈硬化が促進される可能性があると考えられます。
 

肥満と病気

「肥満」とは、身体に過剰な脂肪が蓄積した状態のことを言います。
「肥満」そのものは病気ではありません。しかし、増えすぎた内臓脂肪からは悪玉の物質が分泌され、
様々な病気が誘発されます。肥満を軽く考えず、肥満にならないように日頃から気を付けましょう。

◆肥満から起こりうる病気の一例: 糖尿病 高血圧 脂質異常症 脂肪肝 など
 

肥満を予防・改善するために

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食事

・バランスの良い食事を心がけ、1日3食規則正しく食べましょう。
 「一汁三菜」を意識するとバランスの取れた食事になります。

・よく噛んで、腹八分目を心がけましょう。

・低カロリーで、かさが多い食材を選びましょう。

運動

・生活の中で、身体を動かす機会を取り入れましょう。階段を使う、
 一駅分歩く等生活に取り入れやすく習慣にできる事を考えましょう。

・有酸素運動(ジョギング、水泳、サイクリングなど)で脂肪を燃焼させましょう。

・1日10分程度の筋トレで全身の筋肉を活性化させましょう。
 

                           株式会社メディエイト 保健師 新井 望

 

産業医紹介ナビ》 健診結果を生活改善に活かそう ~尿酸値~

尿酸値の異常、放置すると

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尿酸値が高い状態を「高尿酸血症」と言います。
高尿酸血症を放置すると、尿酸が結晶化して体内に蓄積し様々な病気を発症する原因となります。

最も代表的な病気は、「痛風発作」と呼ばれ、急性関節炎(激痛)がおこります。
痛風発作は足の親指、足の甲や足首、膝などでおこり、通常は1週間程度で自然に治まりますが、
尿酸結晶が腎臓にたまり腎機能障害を起こすと、尿毒症や腎不全など命にかかわる病気につながる
危険もあります。
 

尿酸とは

「プリン体」という物質が体内で分解された後にできる老廃物です。プリン体はエネルギー物質で
常に体内で作られていますが、健康な状態であれば、血液を流れたあと尿や便、汗などで排出されます。
 

尿酸値を調べる検査

(基準範囲) 尿酸(2.1~7.0㎎/dl)
 

痛風予防のためのポイント

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プリン体の多い食品、塩分の多い食品を控えましょう  

肉や魚の内臓、魚卵などプリン体が多く含まれるものの摂りすぎに注意しましょう。  
高血圧は痛風に頻度の高い合併症です。塩の摂りすぎにも注意しましょう。

お酒は適量を心がけましょう  

アルコール自体に尿酸値を上げる作用があります。プリン体の少ないアルコールであっても  
飲みすぎには注意しましょう。

水やお茶をたくさん飲みましょう  

たくさんの尿で尿酸を排泄するため、水やお茶を1日2L以上飲みましょう。

適度な運動をしましょう  

無酸素運動は尿酸値を上げる原因になります。有酸素運動を続けましょう。
 

                       株式会社メディエイト 保健師 新井 望
 

産業医紹介ナビ》 健康診断で自分自身の体調をチェックしましょう。

健康診断を受けましょう

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なかなか健康診断を受ける時間が取れず、何年も先延ばしになっている方もいらっしゃると思いますが、やはり健康を維持する為には「健康診断」で定期的に自分自身の体調や体の状態をチェックすることが大切です。

健康診断では、高血圧・糖尿病・高脂血症などの生活習慣病や、各種の癌などの病気を早期に発見できるだけでなく、検査結果に異常があった場合、それぞれの疾患に合わせて、医師を始め看護師・栄養士・薬剤師などから、生活習慣や食生活・内服薬に関する相談や指導を受けることが出来たり、より詳しい精密検査が必要な場合には、各専門医を紹介して貰うことが可能です。
 

健診結果を共有しましょう。

私が消化器内科医師として長い間健康診断に関わってきた経験から、全ての患者様に個人的にお勧めしていることがあります。

健康診断は、まず定期的に受けて頂くのが最初の第1ステップですが、その次の第2ステップとして大切な事は、健康診断の結果について医者からの指導を受けるだけでなく、検査結果をご家族や特に親しいご友人と共有したり、健康に関して話し合うきっかけにして頂きたいということです。

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健康診断の結果は個人的な事であるために、家族をはじめとして周りの親しい方々で話し合うことをされていない方も多いのですが、健康問題を解決する為には、日常生活の食事療法や運動療法が薬物治療と同じくらい重要であり、さらにご家族や周りのご友人の協力があると、治療効果がアップすることが多い為です。

また自分以外の人と健康について話し合うことをきっかけに、自分の生活習慣の問題点が見えてきたり、ほかの方の生活習慣から、取り入れやすい方法を学ぶ機会が生まれます。

実際に、長い間ご家族にはご自身の疾患に関してお話しされていなかった方が、その疾患が原因となる深刻な病状になられてからご家族が知る場合も多く見られます。

ご自身の為だけでなく、将来的にご家族に関わる糖尿病や緑内障などの遺伝性の疾患や、家族内で感染する可能性のあるヘリコバクターピロリ感染症などもありますので、健康診断を受け取り、医師からの指導を受けた後には、周りの親しい方々と健康について話し合う機会を設けて頂きたいと思います。
 

                   株式会社メディエイト 産業医 望月 香織 (Kaori Mochizuki M.D)
 

産業医紹介ナビ》 禁煙しよう

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毎年5月31日はWHOが定める「世界禁煙デー」です。
自分自身や、身近な方の健康を守る為にも世界禁煙デーをきっかけに、禁煙しましょう。
 

たばこと有害物質

たばこには、ニコチン、タール、一酸化炭素など、200種類以上の有害物質が含まれています。
近年、大気中に浮遊しているPM2.5による健康被害が懸念されていますが、実はたばこの煙にもPM2.5の粒子が多く含まれており、大気中のPM2.5よりも毒性が強いとされています。

たばこの煙は、肺がんをはじめとする多くの癌や呼吸器疾患、脳卒中や心筋梗塞、歯周病や胃潰瘍など様々な病気を引き起こし、喫煙を続ければ身体にどんどん悪影響を及ぼします。
そのリスクは喫煙者だけではなく、受動喫煙にさらされた周囲の人にも及びます。
 

喫煙とメンタルヘルス

たばこがストレス緩和につながると思っていませんか?
実は、喫煙者は非喫煙者に比べ、うつ病や不安障害にかかる確率が70%も高いとの結果もあります。

喫煙者の中には、喫煙が不安やストレスを軽減すると思っている方もいると思いますが、実際には、喫煙によるリラックス効果は一時的なものなので、すぐにたばこに対する禁断症状と吸いたい欲求に取って代わられます。

長期喫煙していた人でも、禁煙に成功すると、うつ病や不安障害の割合は非喫煙者と同等に下がる様です。
また、禁煙に成功するとこで、ストレスの根本原因を減らす事もできます。 禁煙で、身体と心を健康にしましょう。
 

禁煙治療

以下の要件を満たしていれば、保険診療(自己負担3割)で禁煙治療が可能です。

①前回の治療の初回診療日から1年経過していること。

②健康保険が適用される「禁煙治療を受けるための要件」4点を満たしていること。  
 □ ニコチン依存症を診断するテストで5点以上  
 □ 35歳以上で、〔1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数〕が200以上  
 □ 1ヶ月以内に禁煙を始めたいと思っている  
 □ 禁煙治療を受けることに文章で同意している

③健康保険で禁煙治療が受けられる医療機関であること。 

禁煙は自分一人ではなかなか達成できないので、病院でのサポートを受けながら禁煙を続けてみませんか?
                                               

                             株式会社メディエイト 保健師 新井 望