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花粉症対策について VOL55-2

花粉症対策(セルフケア)

①花粉症情報をこまめにチェック

②飛散が多い時の外出は控えよう

③外出時にはマスク・メガネを使用しよう

④花粉が付着しやすいウール製の衣類は控えよう

⑤帰宅時は、衣類や髪に付着した花粉を払ってから入室しよう

⑥洗顔、うがい、鼻をかみ花粉を除去しよう

⑦飛散の多い時の布団、洗濯物の外干しは避けよう

⑧飛散が多い時は窓や戸を閉めよう。換気の際は短時間に

⑨こまめに掃除をしよう。特に窓際は念入りに

⑩バランスの良い食事、十分な睡眠を心がけよう

 

初期療法で症状を軽くしよう

花粉が飛散する前、もしくは症状が軽いうちに治療を開始する事を「初期療法」といいます。

初期療法を行うと、症状の発症を遅らせ、飛散シーズン中の症状を和らげる事ができます。

また、初期療法は早期に症状を改善する事もでき、結果として処方される全体のお薬の量を減らすこともできます。

花粉症でお悩みの方は、是非早めに治療を開始してみてはいかがでしょうか。

 

花粉症とは VOL 55-1

花粉症とは

花粉症とは、スギなどの花粉(抗原)が原因となって起こるアレルギー疾患の一つです。

特にスギ花粉は冬の終わりから春にかけて、毎年くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状で多くの人を悩ませています。

日本ではスギの他にもヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギなど約50種類の植物が花粉症を引き起こすとされています。

 

2016年の花粉飛散量の予測

例年より花粉飛散量が上回るのは、東北地方のみ

で、東北地方以外の地域では、例年と同じか下回

るという予測が出ています。

『花粉の飛散量』というのは、夏の気象条件が大き

く影響します。

夏に気温が高く、日照時間が多く、雨が少なかった

場合、花芽が多く形成され、翌春の花粉飛散量が

多くなるのだそうです。

 

 

感染性胃腸炎の治療と予防について Vol-54-2

ノロウイルスの治療

特別な治療法はなく、症状を軽減するための対処療法が行われます。

食事や下痢止め等は回復を遅らせる事がありますので控えましょう。

下痢や嘔吐が続く際には、脱水症状に注意が必要です。

嘔吐の症状がおさまったら少しずつ水分を補給し、安静に努め、回復期には消化しやすい食事をとるよう心がけましょう。

 

ノロウイルスの感染予防

・感染予防の基本は手洗いの徹底です。トイレの後や、調理・食事の前には、石けんと流水で十分に手を洗いましょう。

・流行時期には、トイレの便座やドアノブ、蛇口等を適宜、次亜塩素酸で消毒しましょう。

・牡蠣などの二枚貝を食べる際には、中心部まで十分(85℃以上で1分以上の加熱)に加熱しましょう。

・便や嘔吐物を処理する時は、使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用し、処理後は石けんと流水で十分に手を洗いましょう。

ノロウイルスの消毒にはアルコール消毒ではなく、次亜塩素酸での消毒が有効です。

便や嘔吐物の処理、ノロウイルス感染者が使用した食器や環境の消毒には次亜塩素酸ナトリウムと記載された家庭用漂白剤等を使用し消毒しましょう。

感染性胃腸炎とは Vol-54-1

感染性胃腸炎とは

細菌やウイルスなどの病原体による感染症です。ウイルス感染による胃腸炎が多く、毎年秋から冬にかけて流行します。ウイルス性胃腸炎の代表的なものはノロウイルスやロタウイルス等です。

 

新型ノロウイルス

2014年秋に発生したノロウイルスから新しい遺伝子型のノロウイルス「GⅡ・17型」が発見されました。従来のノロウイルスが突然変異し今までにはない遺伝子配列となった可能性が高いとの事です。2015年1月以降はこの新型のウイルスが検出されはじめました。

遺伝子の型が異なる新型では、まだ流行した事がなく人に免疫がないため、大流行の恐れがあります。2015-2016シーズンでの大流行も懸念されており、厚生労働省からも注意が呼びかけられております。

 

感染性胃腸炎の感染経路

・病原体が付着した手で口に触れることによる感染(接触感染)

・汚染された食品(二枚貝等)を食べることによる感染(経口感染)

・残留吐物が乾燥した後に空中を浮遊し、それらを吸い込むことによる感染(空気感染)

 

ノロウイルスの症状

・潜伏期間は1-2日程度

・主な症状は嘔吐、下痢、発熱、腹痛、脱水等

・症状は通常2日程度で消失する(症状が消失後も1週間程度はウイルスが排出されるので注意しましょう)

 

ドライアイの治療とセルフケア 《Vol.52-3》

眼科では、角膜の状態をチェックしたり(生体染色検査など)、ドライアイの確定診断をするための検査(シルマー試験、涙液層破壊時間など)がいくつか行われます。

また採血によって膠原病の有無のチェックなども行われ、診断が確定した場合には、人口涙液や涙点プラグ挿入等の治療を行います。
 

ドライアイと診断された方や眼精疲労のある方、コンタクトレンズを装用している方は、

 ・VDT使用時には専門のメガネをかける
 ・こまめに目薬をさす
 ・15~30分おきには目を閉じて眼瞼のマッサージを行う

などの対処を行って頂くことをお勧めします。


株式会社メディエイト産業医 望月香織 (Kaori Mochizuki M.D)

 

ドライアイの症状と原因 《Vol.52-2》

ドライアイの症状と原因

1. 眼症状: 視力低下、眼球の異物感、流涙、眼瞼の痙攣
 
2. ドライアイに伴う全身症状: 頭痛、頚部痛、背中の痛み、手指のしびれ、疲労感、倦怠感、めまい、
                吐き気、不安感
 

症状の程度は様々ですが、症状が出ていても、専門医で検査や治療を受けている方は、実際にはあまり多くありません。

またドライアイの原因は、瞬き不足や眼精疲労だけでなく、膠原病と呼ばれる全身の疾患や、薬剤によって引き起こされる場合もあり、適切な検査や治療を行わず放置していると、重度のドライアイから視力障害を引き起こすこともあります。眼精疲労や視力低下は自己判断せず、専門医を受診して精査を受けることをお勧めします。

近年は、企業の検診項目にもVDT健診が入ってくるようになっており、通常の視力検査以外にも、眼底検査や眼圧検査などが行われています。 

株式会社メディエイト産業医 望月香織 (Kaori Mochizuki M.D)

 

ドライアイとは? 《Vol.52-1》

近年、 VDT (※)の使用頻度増加に伴い、若年層から老年層まで患者数が増加しているドライアイ。
しかし治療せず、そのまま放置している方も少なくないのではないでしょうか。
 

ドライアイとは、眼の表面の乾燥による眼の違和感や目やに、目のかすみ、眼球の充血など、さまざまな症状が出る状態のことを指します。
電子機器を使用する際にまばたきの回数が減ると、眼球表面から涙が蒸発して角膜が乾燥し、角膜の外傷や、周囲の組織の血流不良を引き起こします。

また若年層では、コンタクトレンズの長時間使用や洗浄不足なども、患者数増加の原因の一つになっています。

 (※)VDT:パソコンやスマートフォン等のディスプレイ端末


株式会社メディエイト産業医 望月香織 (Kaori Mochizuki M.D)

 

健診結果を活用しましょう - 脂質③ - 《Vol.51-3》

なぜ脂質異常症に注意をしなくてはいけないの?

長期にわたって脂質異常症があると、血管の動脈硬化を促進させてしまう為、脳梗塞や心筋梗塞など、命に係わる疾病を引き起こす可能性が高まります。
そのため、健診にて脂質異常症や成人病(高血圧・糖尿病など)の可能性があるとわかった段階で、自分自身の食生活や睡眠時間など、生活全般を見直すことが大切なのです。


しかし、自己判断での急激なダイエットや過度の食事制限、度を超えた運動などは体に多くの負担をかけ、他の急性疾患やリバウンドを引き起こす原因にもなり得ます。


まずは各自で生活習慣の見直しを行い、その後主治医と身体能力や生活リズムに合わせた治療方針(食事療法や運動療法)を構築しましょう。
あせらずじっくりと目標値に向かって改善を続ける事が重要です。
 

株式会社メディエイト産業医 望月香織 (Kaori Mochizuki M.D)

 

新型ノロウイルスの流行

新規遺伝子型ノロウイルスGII.P17-GII.17の流行

国立感染症研究所などの調査によると、川崎市内で発生した食中毒事例を含む感染性胃腸炎患者から、新たな遺伝子型のノロウイルス(NoV)GII.P17-GII.17が検出されたとのことです。長野県や埼玉県、栃木県などで昨秋以降に検出されたウイルスの遺伝子型を調べた結果、今年1月以降、「GⅡ・17」が33例発見されたという。研究グループはさらに対象を広げて2013年から2015年までに検出された「GⅡ・17型」の遺伝子配列を解析したところ、過去に台湾や中国など海外で検出されたものと同じ遺伝子型で、国内ではこの2年間に131例検出されていたことがわかりました。新たなウイルスに対しては人が免疫を持たないことから大きな流行になる可能性があるとしています。

ノロウイルスは、嘔吐、下痢などの胃腸炎、発熱を起こすウイルスで、毎年秋から冬にかけて本格的な流行を繰り返します。主な症状は、突発的な激しい吐き気、腹痛、悪寒、38℃程度の発熱、嘔吐の数時間前から胃にもたれなどを感じる場合もあります。これらの症状は通常1~2日で治癒しますが、免疫力の低い老人や乳幼児では長引くこともあり死亡例もみられます。ワクチンや特別な薬はないため、嘔吐や下痢による脱水症状を起こさないよう水分補給などの対症療法が中心となります。

ノロウイルスの感染力は非常に強く、患者の嘔吐物や便などウイルスで汚染された物に触った手などを介しての経口感染、感染者の糞便や吐瀉物に排出されたウイルスが付着し、飛散した飛沫から空気感染を起こします。

アルコールによる消毒では十分な効果は得られないためマスクや手袋を着用し次亜塩素酸ナトリウムを含む漂白剤などを使用し消毒する必要があります。

生ものは避けて加熱調理をする、手洗いを徹底する、調理器具、食器などの消毒を行う、嘔吐物の処理に注意するなどノロウイルス流行期にそなえ充分な注意が必要です。

ポイント

11~12月は会食などの機会も増え、多くの人との交流が盛んになる時期です。この時期に乾燥した気候とも相まって、インフルエンザやノロウイルスなどのウイルス感染が一気に拡大することがあります。感染が疑われた場合、出来るだけ多くの人との接触は避け、 最寄りの保健所やかかりつけの医師にご相談下さい。また、家庭や社内で何人もの人が同じような症状になった場合には、感染経路を調べ、感染拡大を防ぐことが重要ですので、速やかに最寄りの保健所にご相談下さい。

また、水分摂取を試みたものの、十分に摂取できないような場合には、医療機関を受診し適切な対症療法を受けてください。

 

株式会社メディエイト産業医 望月香織 (Kaori Mochizuki M.D)

 

参考文献 国立感染症研究所ホームページ(掲載日 2015/9/2)  (IASR Vol. 36 p. 175-178: 2015年9月号)

 

ストレスチェック・情報通信機器を用いた面接指導

1.医師による情報通信機器(テレビ電話等)を用いて遠隔で行う面接指導の実施について
 
距離的な問題で、対面での面接指導が難しい場合は情報通信機器を用いての面接指導を実施することが出来ますが下記事項についての要件を満たす必要があります。
 
情報通信機器(テレビ電話等)を用いて面接指導を実施出来る医師とは以下の何れかに該当すること。
また、事業者は、面接する医師に対し、面接指導を受ける労働者に関する労働時間等の勤務状況、作業環境に関する情報を提供しなくてはならない。
 
※面接指導を実施する医師が、対象労働者が所属する事業場の産業医である場合
※面接指導を実施する医師が、契約(雇用契約含む)により少なくとも過去1年以上の期間にわたり対象労働者が所属する事業場の日常的な健康管理に関する業務を担当している場合
※面接指導を実施する医師が過去1年以内に対象労働者が所属する事業場を巡視したことがある場合
※面接指導を実施する医師が過去1年以内に当該労働者に直接対面による指導を実施したことがある場合
 
2.面接指導に用いる情報通信機器の要件とは
 
※ 面接指導を行う医師と労働者とが相互に表情、顔色、声、しぐさ等を確認できるものであって、映像と音声の送受信が常時安定しかつ円滑であること。なお、映像を
 伴わない電話による面接指導の実施は認められない。
※ 情報セキュリティ(外部への情報漏洩の防止や外部からの不正アクセスの防止)が確保されること。
※ 労働者が面接指導を受ける際の情報通信機器の操作が、複雑、難解なものでなく、容易に利用できること。
 
3.情報通信機器を用いた面接指導の実施方法等について
 
※ 情報通信機器を用いた面接指導の実施方法について、衛生委員会等で調査審議を行った上で、事前に労働者に周知していること。
※ 情報通信機器を用いて実施する場合は、面接指導の内容が第三者に知られることがないような環境を整備するなど、労働者のプライバシーに配慮していること。
※情報通信機器を用いた面接指導において、医師が緊急に対応すべき徴候等を把握した場合に、労働者が面接指導を受けている事業場その他の場所の近隣の医師等と連携し
 て対応したり、その事業場にいる産業保健スタッフが対応する等の緊急時対応体制が整備されていること。
 
 
事前に対面以外の面接指導であることを周知し、プライバシーへの配慮、面接指導における緊急時の産業保健スタッフとの連携体制を整えておく必要があります。